2013年12月17日火曜日

「レターパック販売自粛要請 滋賀県警、詐欺の悪用受け」のニュースについて

「レターパック販売自粛要請
 滋賀県警、詐欺の悪用受け」のニュースについて



++引用ここから++

滋賀県警は16日、県内のコンビニ約500店舗に対し、日本郵便のレターパックの販売自粛を要請した。投資詐欺などの特殊詐欺事件で金融機関への振り込みに代わり、現金の送金手段に悪用されるケースが多いことを受けた措置。県警は全国でも珍しい取り組みとしている。

ソース元:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/12/16/kiji/K20131216007212800.html

++引用ここまで++


なんとも馬鹿馬鹿しいというか的外れなことをするなと思い
たまには息抜きを兼ねて面白いニュースを取り上げてみます。

ATMを使ういわゆる振り込め詐欺は
金融機関職員の方々による水際作戦が功を奏して
ずいぶんやりにくくなってきたようです。

それに変わって最近流行っているのがこのレターパックを初めとする
郵送で現金を送らせるという方法です。

なので、このレターパックの販売を自粛するという…
何とも情けない策を講じたとニュースです。


宅配便をはじめ配送業者を使った手法も在りますけどね・・・
これだったら一体どういう策を打つんでしょう。

考えることが愚かすぎて言葉も出ないですね。


そもそもレターパックを買うのは被害者側です。
それなら販売自体はそのままにして

「最近レターパックで現金を送らせる詐欺が流行っています。
気をつけてくださいね。」

という声かけをするほうがよっぽど効果があると思いますが…


面白くて情けないニュースですね。

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……「お金返します」に弱い?」のニュースについて

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……
 「お金返します」に弱い?」のニュースについて



++引用ここから++

医療費や税金の払い戻しを装って現金を振り込ませる還付金詐欺の今年1年間の被害は、大阪の全国でワースト1が確実となったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。大阪の被害は昨年の10倍のペースで増加し、被害総額は4億7500万円に。10月末時点で全国の被害総額の3分の1を占めている。「大阪人はオレオレ詐欺には強いが、お金の払い戻しを受ける還付金詐欺には弱い」とも言われ、大阪府警が捜査を強化している。

ソース元:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1312/16/news037.html

++引用ここまで++


今年の6月に、還付金詐欺被害で大阪府がワースト1になりそうだ
というニュースを紹介しましたがそれがどうやら確実になったようです。

「オレオレ詐欺には強いがお金がもらえる還付金詐欺に弱い」
という、あえて笑いを誘うような切り口で記事が書かれています。

大阪府民の方や大阪出身の方は気を引き締める意味もこめて
読んでいただければいいのではないかと思います。


ただ…詐欺はもともとこういうものです。
基本はお金が増えます、という誘い文句である場合がほとんど。

なので他の都道府県の方も他人事ではないのも事実です。


私は美味しい話や儲け話なんて大嫌いだから大丈夫。
と思っている人が意外と詐欺師に騙されています。

逆にカネカネカネ…といういかにも金の亡者な人は
どちらかというと詐欺には遭わないようです。

何故かというと元々この手の人たちは
お金に強い執着心を持つがために
その性格、性質はかなり用心深い方が多いです。

本当に儲かるのかどうか、得するのかどうかは
しっかりと嗅ぎ分けていることがわかります。


ではなぜ儲け話に興味がない人が詐欺師にコロッと騙されてしまうのか?


これは、その人それぞれが持つ「心の引き金」です。
これを詐欺師がうまく探り、くすぐる事で騙しているのです。

例えば現在流行っている社債詐欺。

これなどは儲け話である一方
世の中のためになるとか、社会貢献できるとか
そういった部分も強調して詐欺トークが行われています。


震災以降、日本人はかなり社会貢献の意識が高まりましたね。
これはとてもよいことだと思うのですが
詐欺師にとってはこういう傾向をうまく取り入れるのがやりやすいのです。


社会のためになります。
被災された方々を救うことができます。

しかも、お礼はたっぷり出来ると思います…



こういう感じで誘われてしまうと
普段は騙されないような人もあっさりやられてしまうこともあります。


詐欺師の詐欺トークの基本は
儲け話+プライドのくすぐり+世間の風潮
の3つを組み合わせることが多いです。


還付金詐欺は手法が多少古臭くなってきたので
今後さらに流行ることはないような気がします。

大事なのは詐欺に遭わないことですから。

2013年12月16日月曜日

「犯人側から振り込み信用させる詐欺 中野の男性15万円被害」のニュースについて

「犯人側から振り込み信用させる詐欺
 中野の男性15万円被害」のニュースについて



++引用ここから++

中野署は十三日、犯行グループが身銭を切って被害者を信用させた上で現金をだまし取る手口の詐欺被害が発生したと発表した。被害者は十五万円をだまし取られたが、犯行グループから一万五千円が振り込まれたという。こうした手口は県内では珍しく、署は注意を呼び掛けている。署によると、被害に遭ったのは中野市の三十代の病院職員の男性。八月下旬、インターネットで見つけた東京都内の金融業者に電話で五十万円の融資を申し込んだ。電話に出た男から「返済能力を確かめるため、あなたの口座に五千円振り込むから、十日後に五万円振り込んでほしい」と持ち掛けられ、男性は九月~十一月に三回にわけ、五万円ずつを振り込んだという。振り込む前に毎回、口座に五千円ずつ振り込まれたため、男性は信じたという。融資が受けられなかったため、署に相談して被害に気付いたという。

ソース元:http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20131215/CK2013121502000005.html

++引用ここまで++


新たな手口になるのかどうかはまだわかりませんが
ちょっと変わった方法の詐欺のニュースを見かけたのでご紹介します。


お金をカモから巻き上げるために
少額のお金を掴ませるというものです。

今回は5千円振り込んで5万円を得るということを繰り返したようです。


とはいえ、詐欺師はカモからお金を取るために先行投資をすることは多いです。

社債詐欺ならパンフレットを作ったりしていますし
オレオレ詐欺、振込み詐欺などでも最初のリストを得るために投資は必要です。

また、長期的に騙し続けるプロの詐欺師は基本的に身なりがいいです。
結婚詐欺などでも同じことが言えます。

この身なりというのは美男美女というわけではありません。
あくまで身なりです。
清潔そうで、多少ブランド品などを身につけていることが多いです。


ということで、今回のような露骨にカモにお金を振り込むというのは
非常に珍しいケースではありますが用心するに越したことはないでしょう。

2013年12月15日日曜日

「社債詐欺事件 元社長に実刑判決 神戸地裁」のニュースについて

「社債詐欺事件 元社長に実刑判決
 神戸地裁」のニュースについて



++引用ここから++

社債購入名目で高齢者から現金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた「メディカルターシャ」(東京都千代田区)の元社長萩野朝夫被告(61)に対し、神戸地裁の片田真志裁判官は13日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。萩野被告は「社債は返還するつもりだった」と無罪を主張したが、片田裁判官は「資産管理のずさんさや資産状況は常軌を逸したもので、会社として信用が得られるものではない」と指摘。「首謀者である被告の責任が最も重い」とした。判決によると、2011年12月、神戸市西区の男性ら2人から架空の社債購入を勧めて現金計1600万円をだまし取った。

ソース元:http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201312/0006569645.shtml

++引用ここまで++


およそ1年越しで医療社債詐欺事件に実刑判決が出たようです。

1年前のニュースを読み返してみると
4億円近い被害額だったはずなのですが。

このニュースを読むと1600万円と急激に下がってしまってます。
事情はよくわかりませんが、こういうものなのでしょうか。

払うかどうかは知りませんがとりあえずこの被害者に1600万円を戻して
8年服役して、終わったら残りのお金は詐欺師のものになってしまうんでしょうか。


納得できませんね…


まだまだ被害者の方はおられるはずです。
泣き寝入りだけはやめて欲しいものです。

お金が返ってくるかこないかはわかりません。
むしろプロの詐欺師なので帰ってこないでしょう。

それでも被害者の方々には声を上げて欲しいですね。

2013年12月12日木曜日

「オレオレ詐欺で2人再逮捕 1200万円詐取の疑い」のニュースについて

「オレオレ詐欺で2人再逮捕 1200万円詐取の疑い」
 のニュースについて



++引用ここから++

長野県警松本署は11日、詐欺の疑いで東京都板橋区常盤台、無職白石典子容疑者(43)=別の詐欺罪で起訴=と、神戸市の無職少年(18)を再逮捕した。再逮捕容疑は8月にほかの男らと共謀し、松本市の80代の女性宅に孫を装って電話をかけ「電車に会社の小切手が入ったかばんを忘れた。今日までに支払いするので金を貸して」などとうそを言い、女性宅付近の駐車場で現金計約1200万円をだまし取った疑い。松本署によると2人は詐欺グループのメンバー。白石容疑者は女性から現金を受け取り、少年は受け取った金をグループに届けた。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131211/crm13121118510011-n1.htm

++引用ここまで++


オレオレ詐欺師が再逮捕されたニュースです。


この2人が詐欺グループのメンバーだと
言い切っている点に期待が持てます。

普段の詐欺ニュースでは、
逮捕しても捜査する気があるのかないのかわからないような
ただ捕まえましたというニュースが多いのでうんざりしていましたが

それぞれ別の詐欺罪だった2人を再逮捕しているのですから
この件に関しては警察も頑張ってくれているのかなという気になりました。

どちらにせよグループで動くのはある意味決まりきっているんですけどね。
その方がカモを騙しやすいのですから。


どこまで踏み込んでくれるのか注目したいところです。

「投資詐欺容疑で7人再逮捕 福岡県警など」のニュースについて

「投資詐欺容疑で7人再逮捕 福岡県警など」
 のニュースについて



++引用ここから++

架空の投資話を持ち掛け、高齢者から現金をだまし取ったとされる詐欺事件で、福岡、佐賀など6県警の合同捜査本部は11日、詐欺容疑で住所不定、無職福田慎太郎容疑者(36)ら7人を再逮捕した。捜査本部によると、押収した名簿などから、このグループによる被害総額は1億円を超える可能性もある。再逮捕容疑は11月上旬ごろ、共謀し、架空の投資会社を名乗り、京都府宮津市の80代女性に電話で「当社のお薦めする株を買えば、あなたが過去に投資で被った損失を取り戻せます」などと持ち掛け、計400万円をだまし取った疑い。捜査本部は7人の認否を明らかにしていない。7人は11月、同様の手口で長崎県の女性から50万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。福岡地検は11日、この逮捕容疑について処分保留とした。

ソース元:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/57620

++引用ここまで++


こちらはちょっと気になるニュースです。

おそらくカモリストを利用して詐欺を繰り返していたと思われる
詐欺師グループが再逮捕されたとのことです。

あまり多くの情報が書かれていないのが
逆にしっかり捜査をしてくれているのかなと思います。

きっちり調べ上げて被害者にはお金を戻し
詐欺師たちには再起不能なくらいの罪を課して欲しいです。

2013年12月11日水曜日

「元裁判官の弁護士から300万円詐取 大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」のニュースについて

「元裁判官の弁護士から300万円詐取
大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」
のニュースについて



++引用ここから++

元裁判官の弁護士から、時効分を含め計約3億6千万円をだまし取ったとして、広島県警捜査2課などは7日、詐欺容疑で、大阪市淀川区東三国、無職、間崎通郎(まざき・みちお)容疑者(72)を逮捕した。「借りただけでだまし取っていない」と否認している。逮捕容疑は、平成19年1月17日ごろ、広島弁護士会に所属する広島市内の男性弁護士(87)に、架空の内閣府特殊財団法人の名前を出し、「中小企業育成補助資金制度の交付を受けるため経費が必要。援助してほしい」と持ちかけ、内閣府の組織図などを示して信じ込ませ、300万円をだまし取ったとしている。県警によると、間崎容疑者と弁護士は平成12年に知人を通じて知り合った。間崎容疑者は弁護士を「倍にして返す」などとだまし続け、平成13年3月15日から23年6月9日まで計3億6千数百万円を受け取り、一度も返済していなかったという。時効となった約1億6千万円を除く約2億円の余罪についても調べる。間崎容疑者は大阪市内で建設業を経営していたが、現在は会社は休眠状態。だまし取った金は、会社の運転資金や遊興費に使ったとみている。弁護士は23年12月に県警に相談したが、その後も間崎容疑者を信用していたとみられ、「いつか返してくれると思っていた」と話しているという。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131107/waf13110716260027-n1.htm

++引用ここまで++


一人の被害者から3億6千万を巻き上げた詐欺師が逮捕されました。

これも大きなウソをつくタイプの詐欺師ですね。
詳しくは分かりませんが、M資金詐欺の亜種かもしれません。

内閣がどうのこうのといっているあたりがポイントですね。

もしあなたの周りに似たようなことをいう人間がいたとして、
信じてあげたいが、どうにも怪しいと思ったとしましょう。

で、その怪しさを晴らすためにどうしますか?
内閣府に電話しますか??

試しに電話してみてください。
問答無用で切られます。

電話番している人にもよるかもしれませんが
「そんな事実はありませんよ」などといってくれる人は皆無。

結局、ウソか真実かを確かめられないままになってしまいます。


このいきさつをその人間に伝えてみてください。
おそらくこう言うでしょう。

「極秘事項ですから、電話しても答えてもらえませんよ」
「機密なんですからそれで当然です」


「私のことを信じていただけましたか?」


と詐欺師は意気揚々と詐欺トークを始めることでしょう。


また、この被害者の方は元裁判官で弁護士。
世間からみれば華々しい経歴の持ち主といえます。

それでも騙されるのです。

もっといえば、こういう大型の詐欺は、
こういうお金を持った人物が狙われます。


肩書きがあったり地位がある人は
騙すこと自体には少し時間がかかります。

しかし、一旦騙して洗脳状態にしてしまえば
詐欺師にとっては美味しすぎるカモなのです。



なぜなら、こういった類の人の多くは
人を使う側、管理する側にあります。

そのため、なかなか忠告されたり注意されたり諭されたり。
そういったことをしてくれる人がまわりにいないのです。

周囲はどう考えてもおかしい…
とは思うものの、言ったところで一蹴されるのがオチだと
結局何も言いません。

その間に詐欺師はやりたい放題詐欺トークを仕掛けて
洗脳状態にカモを陥れるわけです。

被害者本人もいつか返してくれると思っているらしいですから
洗脳レベルはかなりのところまで達していると考えられます。

これがプロの詐欺師のやり口です。
狡猾で卑怯な手口です。


また、この容疑者は明らかにプロです。
この被害者の方には申し訳ありませんが100%お金は戻らないでしょう。

ニュースの引用文をご覧下さい。
また出てきましたね。


「遊興費」に使った。と。


よく出てきますね。
詐欺事件でよくみる言葉です。
ゆうきょうひ、と読みます。

詐欺師が本当に騙して巻き上げたお金で遊ぶと思いますか?


詳しくは当ブログを読み返していただくことをおすすめします。


かわいそうですが仕方ないですね。
裁判官、弁護士と華々しく稼いだお金は
この詐欺師のリッチな生活費として使われることになるでしょう。

本当にかわいそうですね。
それ以上の言葉が出ません。

2013年12月7日土曜日

「小宮山議員兄、二審も実刑 宝くじ販売で詐欺」のニュースについて

「小宮山議員兄、二審も実刑 宝くじ販売で詐欺」
 のニュースについて



++引用ここから++

宝くじ販売に関わる架空の投資話などで2億5千万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会社役員、小宮山徹被告(51)の控訴審判決で、東京高裁は6日、懲役7年の一審東京地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。被告は小宮山泰子衆院議員(生活の党)の兄で、郵政相を務めた故小宮山重四郎氏の次男。被告は「故意ではなかった」と無罪を主張したが、金谷暁裁判長は「受け取った金を借金返済や高級車の購入に使っており、事業や投資に充てる目的はなかった」と退けた。判決によると、被告は平成16~17年、宝くじのインターネット販売に関する投資名目で知人の男性から計2億4600万円をだまし取った。21年には、宝くじ売り場の権利購入を別の知人に持ち掛け、400万円を詐取した。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/region/news/131206/tky13120617340004-n1.htm

++引用ここまで++


詐欺は平成16から17年にかけてとかなり前ですが
その裁判のニュースを見かけたので取り上げてみました。


推測ですが、このお金は時間はかかるとは思いますが
戻ってくるのではないかと思いました。



理由は被告が議員の兄であると言うこと。

被告本人は他人を騙してお金を巻き上げる詐欺という行為を
どのように捉えているかはわかりませんが
この詐欺事件をうやむやにしてお金を払わないことは
おそらくこの議員が許さないと思うからです。


プロの詐欺師は世間体なんて気にしません。
裁判で勝とうが負けようが警察に捕まろうが関係ありません。

実刑判決が出てたら刑務所暮らしにはなりますが
それさえ済めば悠々自適に巻き上げた金で暮らせるのですから。


巻き上げた金の使途を裁判官が指摘するくらいですから
もしかしたら他人名義でお金を隠したりせずに
本当に自分で使ったのかもしれません。

とすればこの判決の尻拭いは身内がするのではないかという考えです。


とはいえ、やってることはプロの詐欺師同様です。
断じて許される行為ではないことは間違いありません。

2013年12月5日木曜日

「詐欺容疑で首謀者を逮捕、総額33億円か/神奈川」のニュースについて

「詐欺容疑で首謀者を逮捕、
 総額33億円か/神奈川」
  のニュースについて



++引用ここから++

巨額詐欺事件の被害回復をうたってリゾート施設会員権を販売していた詐欺事件で、県警生活経済課と小田原署などは4日、詐欺の疑いで、会社社長の男=東京都中野区=を逮捕した。県警はこれまでに、会員権販売会社を同容疑で摘発、同社社長ら男8人が逮捕、起訴された。県警は、男が事件を首謀し、2009年6月から12年9月にかけ、投資型や被害回復型詐欺の手口で約33億円をだまし取ったとみて調べている。男は、大手証券会社出身とみられる。逮捕容疑は、8人と共謀し、11年9月から12年6月までの間、東京都港区の女性(79)ら3人に「チュニジアのリゾート施設会員権を購入すれば、被害金が還付される」などと電話で偽り、10回にわたって計1140万円をだまし取った、としている。3人は、疑似通貨「円天」を使った健康寝具販売会社エル・アンド・ジー(L&G)=破綻=の詐欺被害者という。共謀者の供述などから男が浮上した。県警の調べに対し、「客をだまして会員権を販売していたことは知らない」と容疑を否認している。県警は12年9月、L&Gと健康食品会社全国八葉物流の詐欺被害者らが含まれた延べ約6700万人分の名簿を、関係先の家宅捜索で押収。県警によると、被害回復をうたう電話勧誘を同容疑者が会員権販売会社社長に指示し、月40万~50万円の報酬を手渡しや銀行振り込みで支給していた。

ソース元:http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1312040016/


詐欺事件の被害者を狙って、詐欺を繰り返していたとみられるグループの主犯格の男が逮捕された。会社役員・浜田雅行容疑者(64)は、8人と共謀のうえ、詐欺事件の被害者に「リゾート会員権を購入すれば、被害金が返ってくる」などと、うそを言って、3人から現金およそ1,140万円をだまし取った疑いが持たれている。警察は、浜田容疑者が、共犯者らに指示をして、33億円近くの金を集めていたとみて調べている。

ソース元:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00259196.html

++引用ここまで++


大規模詐欺の首謀者が逮捕されたというニュースです。

3年間で33億。
とんでもない規模ですね。


その割りには何故か実名が出されていないのがきになるところ。

いろいろ事情があるのでしょうね。
そのあたりは興味はないですが、釈然としませんね。


チュニジアのリゾート施設うんぬん…と
これも裏取りがしにくい大きなウソですね。
プロの詐欺師の常套手段です。

また、被害者は、あの円天の被害者でもあるとのこと。


何から何まで、最初から最後まで
完全に仕組まれ、計画された詐欺であることは明らかですね。


手際よくしかも継続的に金を巻き上げ、
詐欺被害者のリストをカモリストとして利用していることも
許されることではありません。


といっても…
遊興費といって逃げるんでしょうね…

お金が被害者に戻ることはない。


これでみすみす詐欺師を逃がしてしまうというのが残念でなりません。
額の多い詐欺被害、詐欺事件を見るたびにそう思ってしまいます。


追記

今日見かけたニュースでは実名が出ていました。

「西城秀樹にフランスの勲章と詐欺容疑」のニュースについて

「西城秀樹にフランスの勲章と詐欺容疑」
 のニュースについて



++引用ここから++

歌手の西城秀樹にフランス政府が勲章を授与すると偽り、マネジャーの男性(53)から謝礼名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は28日、詐欺の疑いで、東京都港区六本木、無職沖山美知子容疑者(60)を逮捕した。捜査2課によると、ほかに男性芸能人らから数件、同様の被害相談が寄せられており、関連を調べている。沖山容疑者は1982年から数年にわたり、俳優の市村正親のマネジャーを務めていた。逮捕容疑は3~7月、マネジャーに「西城さんがフランスの芸術文化勲章コマンドゥールを受章できる」「受章すると約3600万円の賞金が出る」などとうそを言い、「受章を決めてくれた人にお礼が必要」として計720万円をだまし取った疑い。沖山容疑者は「関係ありません」と容疑を否認している。現金を渡した後、連絡が途絶えたため不審に思ったマネジャーが8月、警視庁に相談した。

ソース元:http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131128-OHT1T00102.htm

++引用ここまで++


現西城秀樹さんのマネージャー、元市村正親のマネージャーだった男が
詐欺で逮捕されたというニュースです。


フランスの芸術文化勲章コマンドゥール…
これが実在するのかどうか、は関係ありません。

ただ、聞いた時に、
「知らないけど凄そう」
と思ってしまうのがポイントですね。

しかも日本ならまだしもフランスの勲章と言われてしまうと
フランス語が話せないと問い合わせすることがそもそも出来ませんし
これは詐欺師が使う「大きなウソ」です。

簡単に裏が取れないウソのことです。


普通は騙されることはありませんが
詐欺師がカモに信頼されていたら話は別です。

信頼というよりも、どちらかというと尊敬が近いです。
カモよりも詐欺師が上の立場として、
詐欺トークをされたら意外と簡単に騙されてしまいます。

そして、詐欺師達は尊敬される、凄いと思われる
という雰囲気作りにはけっこうお金をかけます。

なぜなら、そんな先行投資をするだけで
数百万、数千万、億という単位のお金を
カモから継続的に巻き上げることが出来るからです。


ただの芸能人がらみの詐欺ニュースかと思いましたが
じっくり読んでみるとそうではなさそうです。

逮捕された男がプロなのかもしれませんし、
そういう知識を吹き込んだプロの詐欺師がいるのかもしれませんが
このどちらかで間違いないと思います。


お金に困って素人がやる詐欺ではないでしょう。

2013年11月13日水曜日

「「損取り戻せる」と勧誘、投資詐欺繰り返し被害」のニュースについて

「「損取り戻せる」と勧誘、投資詐欺繰り返し被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

架空の投資話を持ちかけて現金を詐取したとして、大阪府警が今年摘発したグループの被害者約20人全員が、過去に別の投資トラブルに遭っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。いずれも「損を取り戻せる」と勧誘され、府警は、グループの関係先から、今回の被害者を含む約3000人分のリストを押収。被害者が再びだまされる「二次被害」が全国で相次ぐ中、警察庁は昨年、新たな詐欺の手口として「被害回復型」を設けて対策を急いでおり、府警は、グループと被害の実態解明を進めている。府警が今年2月以降に逮捕したのは、大阪府吹田市の警備会社社長・尾西鉄也被告(39)(起訴)ら11人。捜査関係者によると、主な手口は、投資会社や投資仲介会社を名乗って電話し、「以前の投資の損失を回復できる」などと促すもので、被害者を装って「私も損を回収できた」とうその成功談を話す人物が電話口に登場するケースもある。府警はこれまでに東京、大阪、愛知など9都府県の高齢者ら約20人、計約2億6000万円の被害を裏付けた。府警は、グループが出入りしているとの情報を得て今年2月、大阪市内のビルの一室を捜索し、押収したパソコン内から、詐欺に使われたとみられる会社名などで分類された数十種類のファイルを発見。この中には、今回の被害者約20人の氏名や住所、電話番号、過去の投資額などが記載されていた。メンバーの一人は「名簿屋から買った」と供述したといい、府警は入手先を含めて捜査している。二次被害を巡っては近年、投資などの被害回復に関する手口が急増し、警察庁が新設した「被害回復型」は、昨年1年間に269件(被害額は未集計)あった。今年もほぼ同じペースで推移しており、上半期に確認された被害は123件、計約8億5800万円に上る。こうした被害では、過去の巨額詐欺事件が悪用されることも多く、消費者庁は3月、エビ養殖事業を装った「ワールドオーシャンファーム」(破産)や、円天と呼ばれる疑似通貨を使った「L&G」(同)の元出資者に、被害回復を持ち掛ける電話をかけていた業者名を公表。投資などの顧客データはインターネットで売買されているとみられるが、事実上、法規制の対象外で、また、二次被害についても、オレオレ詐欺などと同様に携帯電話を多用することから、犯行を主導する容疑者の特定や摘発がなかなか進まないのが現状だ。国民生活センターに寄せられた同種の相談も、統計がある2008年度以降、1万件超でほぼ横ばいが続き、被害者名簿が出回っている可能性が高い。勧誘電話では、警察や弁護士会と関係があると装って信頼させようとするケースもあり、同センターは「被害救済をかたるのは詐欺と思って信用しないでほしい」とする。

ソース元:http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131110-OYO1T00252.htm

++引用ここまで++


株式投資で相場の上下で両方損を出してしまった時に
「往復ビンタ」なんて言うそうですね…。

今回の詐欺被害はまさに詐欺の往復ビンタです。



投資詐欺で被害にあったカモたちのリストを元に
損を取り戻せると近付いて二重に金をせしめるというケースです。

もっともらしく、最近流行った手口のように書かれていますが
そうでもないみたいです、詐欺の常套手段らしいです。

これは以前に私が弁護士の先生からアドバイスを受けたことですから
もう何年も前のことですが、同じようなことに気をつけるよう教えてくれました。


このニュースでは複数の詐欺グループと、
名簿屋なる組織が関係しているようなことを書いていますが
そこまで複雑なものなのかと思ってしまいます。


ただ単に詐欺師は取れるカモから取れるだけ金を取る


ただそれだけの話です。
1回騙せたら2回目に騙すのは簡単です。
そして3回、4回と騙していくうちに洗脳状態にさえできるので
その後はカモが勝手に家族から孤立して
詐欺師の言いなりになってお金をどんどん出し始めます。


これは私の家族が実際にそうなりましたから経験済みの話として書いています。
決して想像や妄想で書いているわけではありませんのでご注意ください。


「馬券情報で現金600万円詐欺」のニュースについて

「馬券情報で現金600万円詐欺」
のニュースについて



++引用ここから++

競馬の当たり馬券を教えると言って岐阜県可児市の女性(55)から現金約600万円をだまし取ったとして、可児署は11日、詐欺の疑いで、横浜市金沢区の会社員松長聡容疑者(30)を逮捕した。可児署によると、松長容疑者は「頼まれて金を引き出したが、だましていない」と供述。金の引き出し役で、他に関与した人物がいるとみて調べている。女性には、実在する競馬情報サイトの運営会社を名乗って勧誘の電話があったという。逮捕容疑は2010年8月、女性に競馬情報料名目で計約600万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑い。金は東京都新宿区の現金自動預払機(ATM)から引き出されていた。女性は「レースの1~3位が決めてあり、必ず当たる」「1万円賭ければ1000万円になる」などと電話で持ち掛けられ、計9回、計約2230万円を振り込んでいた。これとは別に、11年3月に「競馬詐欺の被害金が返ってくる」と誘われて計約98万5000円を支払っており、関連を調べる。

ソース元:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20131111-1217061.html

++引用ここまで++



当たり馬券情報詐欺の詐欺師が逮捕されました。
詐欺師というよりは金の引き出し役のようです。
完全にチームであることは間違いないでしょう。

以前のロト6詐欺でも書きましたが再度書いておきます。


ギャンブルで必ず勝てる、儲かるといった情報は
絶対に、100%ありえません。断言します。



今回の詐欺事件でも1万円が1000万円になるといっています。
なぜ、こんなにすごい情報を持っているなら自分でやらないんでしょうか?

この話が本当なら、まずは銀行などの金融機関に行って
借りれるだけお金を借りて自分で賭ければいいと思いませんか?


私が小心者なのかもしれませんが
こんな情報を知ってしまったら、怖くて仕方ないです。

身内にすら人間関係が壊れそうで話すのも躊躇しますし、
ましてや見ず知らずの人に儲かる儲かると電話を掛けまくるなんて
絶対に考えられないことです。


もちろん、ギャンブルをするのが悪いと言うのではないです。

現に、ロト6予想ソフトだとか、勝ち馬予想アプリだとか
そういうのを使ってギャンブルを楽しむのはいいでしょう。

自分のお金で娯楽を楽しむのですから誰もとめることはできません。


しかし、絶対儲かるといって法外なお金を請求してくるのは
間違いなく詐欺です。話を聞いてはいけません。


さらにこの詐欺師たちはこうして騙したカモに
再び被害金が帰ってくるとさらに詐欺をしたこと。

お金を取れるカモからは取れるだけ取る。
これが詐欺師の実態です。

「詐欺未遂容疑で男逮捕 宇都宮中央署」のニュースについて

「詐欺未遂容疑で男逮捕 宇都宮中央署」
のニュースについて



++引用ここから++

宇都宮中央署は11日、詐欺未遂の疑いで、自称神奈川県相模原市中央区上溝7丁目、会社員増子直也容疑者(36)を逮捕した。逮捕容疑は、証券会社や不動産取引会社を名乗る氏名不詳者らと共謀し、11月初旬ごろ、宇都宮市内の無職女性(84)方に数回にわたって電話をかけ、カンボジアやミャンマーでのうその投資話を持ちかけたが、同月11日、女性宅で現金200万円を受け取ろうとした際、警察官に逮捕されたため、目的を遂げなかった疑い。同署によると、容疑を否認しているという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131112/1411573

++引用ここまで++


何日か前にカンボジア農地詐欺の裁判のニュースがありましたが
今回の逮捕された男もグループだったのかが気になることろです。


詐欺師は効率よくカモからお金を取れたらそれでいいので
成功したネタは使いまわすことが多いです。


振り込み詐欺もそうです。
社債詐欺も最近流行ってますね。

そしてATMだと足がつくので現金受け渡しに変わる。

このように騙しやすいネタを使いまわしつつ
アレンジしていくのも特徴ですね。


さらにはこれが一巡したら、次は逆の手です。

以前に詐欺でカモにできた人物をリスト化し
「一緒に協力してお金を取り戻しましょう!」
などと始めるわけです。

人の心が少しでもあったらできることではないはずですが
平気でやってのけるのが詐欺師です。


ちなみに、これも「未遂」です。
詐欺に未遂も何もないですよ。
詐欺は詐欺です。

「ダイヤ購入詐欺で女性650万円被害 四国中央」のニュースについて

「ダイヤ購入詐欺で女性650万円被害
 四国中央」のニュースについて



++引用ここから++

ダイヤモンド購入名目で計650万円をだまし取られたとして愛媛県四国中央市の60代の無職女性が11日、四国中央署に被害届を出した。同署が特殊詐欺容疑事件として捜査している。同署によると、7月下旬、女性宅に男性から「ある会社からパンフレットが届いたら連絡がほしい」と電話があった。数日後、ダイヤ購入を案内するパンフレットが届いたため男性に連絡すると、パンフレットを受け取った人しか買えないとして代理購入を頼まれ、承諾。その後、電話でダイヤを注文した。男性に「お金ができるまで代金を立て替えてほしい」と頼まれ、8月上旬~9月下旬に計3回、現金計650万円を東京の会社にレターパックで送金した。男性と連絡が取れなくなり、11月11日に同署に相談した。

ソース元:http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131112/news20131112705.html

++引用ここまで++


ダイヤ購入詐欺の被害です。

ダイヤでも何でもいいのですがここでポイントは
被害者にちょっとしたラッキーな気持ちにさせていること。


「受け取った人しか買えない」というパンフレットがあることを知らされ
実際に後日それが届きます。

そしてそれを代理購入したいといわれる。


自分がラッキーで得した気分になるはずです。
舞い上がってるときも、冷静ではないんですよね。

詐欺師はとにかく焦らせると書いてきましたが
このように舞い上がらせるのも結果的には冷静さを失わせて
詐欺師のペースに巻き込む手口です。

「振り込め詐欺に劇薬を 門真署員ら15日に旗揚げ公演 大阪」のニュースについて

「振り込め詐欺に劇薬を
 門真署員ら15日に旗揚げ公演
  大阪」のニュースについて



++引用ここから++

同署の従来の振り込め詐欺対策は、署員が住民に紙などを配って解説する“講義スタイル”が中心だったが、演劇の手法を取り入れ分かりやすく訴えようと、劇団を結成した。岸信夫署長を団長とする「劇団KISHI」で、10月中旬に誕生。地域課や生活安全課、直轄警察隊などの署員が選抜され、平日の勤務終了後や非番の土日曜日に練習を重ねている。劇は、振り込め詐欺のうち、自治体職員などを装う「還付金詐欺編」と、「オレオレ詐欺編」の2編で構成し1編15分。還付金詐欺編では、市職員を名乗る犯人グループが主婦に電話をかけ「昨年度の医療費が払い戻される」と言葉巧みに現金自動預払機(ATM)に誘導。主婦にATMでキャッシュカードを使わせ、へそくりの約100万円をだまし取る内容だ。終了後には進行役の署員が劇中の手口を解説し、防犯のポイントも紹介する。ただ、深刻な被害内容を扱う一方で、笑いの場面は随所にあり、犯人が還付金詐欺を「パンプキン詐欺」と言い間違えたり、いすから転げ落ちたりと、観客を飽きさせない工夫をちりばめた。また、ATMや犯行に使われるタブレット端末などの小道具はすべて署員の手作り。門真市内で実際に起きた振り込め詐欺事件をもとに、刑事課員が脚本を手がけた。副団長を務める森崎英志生活安全課長は「目標は振り込め詐欺の被害をなくすこと。署員の熱演に注目してほしい」と話している。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/region/news/131113/osk13111302020003-n1.htm

++引用ここまで++


詐欺犯罪の未然防止ということで
大阪の門真署が15日に劇を披露するとのことです。


いろいろやってくれるのは嬉しいのですが
実際に詐欺にあってまったく相手にしてくれなかった
私が見るとちょっともどかしい気分になってしまいますね。

大阪が被害ワースト1となってしまった還付金詐欺、
そして陳腐化したオレオレ詐欺を劇にしたそうです。


目標は振り込め詐欺の被害を無くすことだそうですが
おそらく、そろそろこの手口の詐欺はなくなるでしょう。



しかし残念ながらこれは警察がすごいというよりは
金融機関窓口での職員の声かけが功を奏しただけのような気がします。

そして実際ATM経由で詐欺師がカモからお金を巻き上げるのは
効率が落ちてきていますし、口座情報の問題などからも
直接現金受け渡しにシフトしてきています。

ここまでわかってたら、今さら振り込め詐欺なんてやらないでしょう。

「「未公開株の購入」詐欺未遂容疑で、男逮捕」のニュースについて

「「未公開株の購入」詐欺未遂容疑で、男逮捕」のニュースについて


++引用ここから++

実在しない未公開株の購入の話を持ちかけ、現金をだまし取ろうとした男が12日、詐欺未遂容疑で逮捕された。逮捕されたのは自称、東京都新宿区の無職・伊藤信弘容疑者(28)。警察によると、先月下旬、名古屋市天白区に住む70代の男性の自宅に「ある会社の未公開株を買いたい人がいる。あなたの名義を」と電話があり、これを信じた男性が現金300万を用意した。しかし、男性の家族が不審に思い警察に相談。12日午後2時ごろ、男性宅を訪れ現金をだまし取ろうとした伊藤容疑者が、警戒中の警察官に現行犯逮捕された。伊藤容疑者は「組織の人間から大丈夫と言われ、詐欺ではないと思っていた」と、容疑を否認している。警察では、伊藤容疑者に指示をしていた詐欺組織などについても捜査する方針。

ソース元:http://news24.jp/nnn/news86216418.html

++引用ここまで++


愛知県で未公開株詐欺の詐欺師が逮捕されました。

手口は明らかにマニュアルどおりですね。

直接儲かるから買ってくださいでは通用しなくなってきたので
株を買いたい人がいるからあなたの名義を借りたいと
ワンクッションおいているのがポイントです。

ですが結局はお金を巻き上げることしか頭にないのですが。


しかし、「詐欺未遂」っておかしいですよね。
詐欺は詐欺です。



人を騙して、嘘をつきまくって他人からお金を巻き上げることに
未遂も何もないと思います。

麻薬・覚せい剤取締法や銃刀法みたいに
詐欺をはたらこうとした時点で重罪にしたほうがいいと思います。

「父さん助けて詐欺…66歳男性が900万円被害」のニュースについて

「父さん助けて詐欺…66歳男性が900万円被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

発表によると、今月11~12日、同居する会社員の長男(35)を装った男から「株で大負けして会社の金に手をつけた。900万円を何とかしてほしい」などと男性の自宅や携帯電話に助けを求める電話があった。男性は12日午後、同市北区の郵便局で金を下ろし、長男の同僚を名乗る男に手渡した。長男が帰宅して被害が発覚した。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131113-OYT1T00482.htm

++引用ここまで++


詐欺の手口自体はすでに陳腐化しているのですが
一種の完成形ともいえるのか、この手口はまだまだ起きそうですね。

まずは導入部分として緊急の用事で息子をはじめ
自分の子供や身内を名乗って連絡をしてきます。

緊急の要件なのですから聞いた本人は焦るのは当然。
ここで詐欺師はどんどんまくし立てて冷静さを奪い
どんどん詐欺師のペースに持っていこうとします。


まずはここです。
ここで必ず本人確認を。



有無を言わさずすぐに電話を切るのがいいでしょう。

そのまま話を聞いていると携帯は忘れてきてしまったとか
友人に電話を借りているとかウソを並べてきますから
この時点で話を聞き続けてはいけません。

そしてこちらからすぐに本人に連絡をします。
これでほとんどのケースは大丈夫なはずです。


本人に連絡をして用件が本当であることが確認できたなら
そこから対処をしていけばいいのですから。


詐欺師が使う「緊急」には実は欠陥があります。


本来、人は1秒さえ惜しいくらい緊急の出来事が起きると
人を頼るときは絶対に言うことを聞きます。

なぜなら、どうしても助けて欲しいからです。


ですが詐欺師はそれをしません。
何とか緊急という名の下自分のペースに巻き込んで
カモからお金が欲しいだけなのですから。

「ロト6当選情報名目、210万円詐欺被害 小山」のニュースについて

「ロト6当選情報名目、210万円詐欺被害
 小山」のニュースについて



++引用ここから++

13日、小山市の無職女性(72)からロト6当選情報名目で現金210万円をだまし取られたと警察に届け出があった。小山署は特殊詐欺事件として捜査している。

同署によると、10月14日から同月25日までの間、女性宅にロト6の情報提供会社の役員を名乗る男から「ロト6の予想を1年間無料で試してやることができます」「ロト6の会員になりませんか。保証料を出せは2等が当たります」「当選番号を後日教えます」などと電話があった。これを信じた女性は同月21日に指定された銀行口座に保証料として現金10万円を振り込み、さらに同月25日に指定された喫茶店に現れた男に現金200万円を手渡したという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131113/1412626

++引用ここまで++


少し前にロト6詐欺の被害が栃木県警那須塩原署に届けられたようですが
今回も同じ栃木県の小山署に届けがあったようです。


手口は似ているような似ていないような…
でも少し手を加えて改良しているようにも思えます。
同じチームの詐欺師かもしれませんね。

このあたりは詳しくはよくわかりませんが
前回と違うのは最初はお金を振り込ませた後
2回目は現金手渡しで一気に200万を巻き上げたこと。

振込みは途中で被害者に勘付かれたり冷静になられたりして
お金を取りにくくなっているのでこのように現金で取るのが
ある意味詐欺師での流行りみたいになっています。

見ず知らずの人間に現金を渡す必要はありません。
相手のペースに巻き込まれないように気をつけてください。

2013年11月7日木曜日

「カンボジア農地購入かたる詐欺認定 東京地裁、賠償命令」のニュースについて

「カンボジア農地購入かたる詐欺認定
 東京地裁、賠償命令」のニュースについて



++引用ここから++

カンボジアの農地の購入を名目にお金をだまし取られたとして、東京都内の女性(70)が、販売代理業者(渋谷区)側に損害賠償を求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。剱持(けんもつ)淳子裁判官は、業者による勧誘を「組織的な詐欺行為」と認定。請求のほぼ全額にあたる約510万円の支払いを業者側に命じた。この業者らが関与するカンボジアの不動産取引をめぐっては、都内の弁護士らが被害弁護団を結成。高齢者を中心に83件、計15億円の被害相談が寄せられているという。弁護団は18件の訴訟(請求総額約2億6千万円)を起こしており、今回が最初の判決となった。判決によると昨年5月、販売代理業者からカンボジアの農地購入を勧めるパンフレットが女性に届いた。同時期に「オカダ」と名乗る男から女性に「カンボジアの農地を購入したら高く買い取る」と転売を持ちかける電話もかかってきた。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/TKY201311060367.html

++引用ここまで++


大型詐欺の賠償命令が出たようですね。
といっても、お金が戻るかどうかは別ですが…



実はニュースを見るまでこの詐欺のことは知りませんでしたが
やはりプロの詐欺師特有の手口がいろいろ見えてきます。


まず、カンボジア農地というのがポイントですね。
「情報の裏取りをしにくい大きなウソ」です。



つまり、少しでもカモが興味を持てばあとはやりたい放題なんですね。

そこへグループの別の詐欺師が買った農地を高く買います
などと言いくるめていくのですから被害者はやられっぱなしです。

たぶん最初の1~2回はあえて得をさせているかもしれません。
そしてそこから血も涙もない詐欺師の搾取が始まるわけです。

15億もの被害が寄せられていると言うことは
そうとう大型の詐欺だったようですね。

それでも訴訟されたのはたった2億…
みんなあきらめてしまったんでしょうか。


しかし詐欺師は完膚なきまで叩き潰さないとまた詐欺をやります。

以前このブログで取り上げた医療債詐欺も
どうやら元々詐欺師のようでしたし。

この犯人も70ですから、
もう一度くらい大型詐欺ができます。

詐欺師を厳罰にできる法律ができないものかと切に望みます。

「社債販売詐欺で80歳男性が1200万円を奪われる」のニュースについて

「社債販売詐欺で80歳男性が1200万円を奪われる」
 のニュースについて



++引用ここから++

社債の販売と偽って、岐阜県御嵩町の80歳の男性から現金1200万円を騙し取ったとして、22歳で無職の男が逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは、栃木県宇都宮市の相田陽平容疑者です。相田容疑者は、5月から7月に渡り、太陽光発電パネルの製造会社の社債を販売するなどと偽り、御嵩町に住む80歳の男性から合計1200万円を騙し取った疑いです。相田容疑者は、同様の手口による詐欺未遂事件で茨城県警に逮捕、起訴されていました。調べに対し、相田容疑者は容疑を否認しているということです。

ソース元:http://www.nagoyatv.com/news/?id=4490001

++引用ここまで++


社債販売の詐欺師が逮捕されました。

めでたいことではありますが、
22歳とやけに若いのが気になりますね。

トカゲの尻尾きりのように、
後ろに詐欺師集団がいなければいいんですが。


ちなみに社債販売という手口の詐欺は
震災以降急激に増えたような気がします。



詐欺というのは、人々の感情や意識を利用するものですから
時代の流れに沿って、時代背景に合わせて手口を細かく変えてきます。

震災で多くの人の命が奪われ
命が奪われなくとも健康や財産を失った方が大勢います。

そんな光景を目の当たりにして
助け合いの意識が再注目されました。


こういう時にピッタリなのが社債販売詐欺です。


儲かる、得するという本能をくすぐれる一方で
人のためになる、世の中のためになる
という部分にもアピールできるわけです。

今回の詐欺も太陽光発電を謳っていますね。

原発への疑問を持つ人が増えていますから
太陽光発電を選んだのでしょう。


詐欺師が巻き上げたお金が今どこにあるのかが
一番気になるところですね。

「遊興費に…」と言わせる前に間に合えばいいのですが。

「振り込め詐欺 未然防止に感謝状 戸塚警察署」のニュースについて

「振り込め詐欺 未然防止に感謝状
 戸塚警察署」のニュースについて



++引用ここから++

戸塚警察署(長塚二郎署長)は10月30日、振り込め詐欺被害を未然に防止したとして横浜銀行東戸塚駅前支店を表彰した。

ソース元:http://www.townnews.co.jp/0108/2013/11/07/211431.html

++引用ここまで++


未然防止の表彰のニュースです。

最近このニュースが多いのは、
キャンペーンか何か打ってるんでしょうか。

ともあれ、ありがたいことですね。

振り込め詐欺が増えているようですが
一方でこうして頑張っている方々もいますから。

2013年11月6日水曜日

「特殊詐欺で650万円だまし取る 容疑の5人再逮捕、県警」のニュースについて

「特殊詐欺で650万円だまし取る
 容疑の5人再逮捕、県警」
  のニュースについて



++引用ここから++

県警捜査2課と宇都宮中央署は6日、詐欺の疑いで28歳から20歳までの男5人を再逮捕した。県警によると、5人は容疑を否認している。逮捕されたのは、自称東京都江東区森下2丁目、無職小林義文(28)といずれも住所不定、無職の江戸川区出身、笹山優作(21)、名古屋市出身、浅野雄大(21)、東京都中央区出身、中根崚太(20)、東京都出身、栗本翼(28)の5容疑者。逮捕容疑は、岩手県花巻市の農業男性=当時(61)=方に、架空の医療機器販売会社の信託定期権の投資を勧誘する書類を送りつけ、8月28日から9月19日の間、証券会社の社員や証券取引委員会の職員を装うなどして、宇都宮市内の事務所から男性方に電話し、計650万円をだまし取った疑い。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131106/1405345

++引用ここまで++


詐欺容疑で5人が再逮捕されたとのことです。

ニュースを読んだ限りでは被害者については一人しか書かれていませんし
被害額もこの方の650万円だけです。

だけ、とはいえもちろん多額の被害ではありますが
警察がたったひとりの被害者のために動くとは考えにくいなと
思わず勘繰ってしまいます。


もっと大きな被害を受けた方が出てきたのか
逮捕しやすい証拠があったのか…

被害者の方は何はともあれ、
ひとまずは安心されたことでしょう。


私の家族が詐欺に遭ったときも
これくらい警察が迅速に動いてくれたら…



お金は戻ってくるかどうかは別として
少しうらやましくなってしまうニュースでした。

「あなたも知られているかも 押収名簿に125万人分情報」のニュースについて

「あなたも知られているかも
 押収名簿に125万人分情報」
  のニュースについて



++引用ここから++

全国のオレオレ詐欺や投資詐欺などの犯人グループから押収された名簿に、延べ125万8千人分(2011年以降)の個人情報が載っていることが、警察への取材でわかった。名簿は使い回されている可能性があり、警察が掲載者一人一人に警告を続けている。データは、警察庁が12年度から集約を始めた。11年以降の押収名簿の一部をデータベース化し、都道府県警に伝えている。「株取引経験者」「大手企業退職者」「訪問販売」「セレブ婦人」――。名簿のタイトルの一例だ。各地で同形式の名簿が見つかっており、複数のグループ間に出回っているらしい。「若い」「入院中」などという書き込みもあり、電話した時のメモとみられる。大阪府警が今年11人を逮捕した架空投資詐欺事件では、犯人の拠点から詐欺被害者ら3千人分や学校の名簿など、50種類以上が押収された。名簿を元に電話をかけ、約15人から約2億6千万円を詐取したという。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/OSK201311050019.html

++引用ここまで++


詐欺師のカモリストはやっぱり存在したようです。
その数なんと125万人分ですから呆れたものです。


どうやら詐欺師のイメージは、
単発で人を騙してお金を巻き上げて逃げる

そんな感じみたいですが
実際のところは正反対です。


多くの場合、比較的少額なお金を
何年、何十年と絞り続けるほうがずっと多いのです。

なのでこういうカモリストがあると
詐欺師にとってはとてもやりやすいのです。

また騙し続けることで、半ばカモを洗脳状態にすることさえ可能です。

こうなると、まさにやりたい放題でしばらく詐欺師はこの獲物で
食いつなげると言うことです。


警察が掲載者ひとりひとりに警告を続けているとありますが
これも十分に注意してやって欲しいですけどね…

詐欺師がこれに付け込んで
「警察ですが名簿が見つかりまして…」
なんてネタにしないように気をつけて欲しいです。


「宝くじ「ロト6」詐欺で300万被害」のニュースについて

「宝くじ「ロト6」詐欺で300万被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

栃木県警那須塩原署は5日、那須塩原市の会社員の男性(64)が数字選択式宝くじ「ロト6」の当せん番号を教えると持ち掛けられ、計約316万円をだまし取られたと明らかにした。同署によると、8月中旬、男性の携帯電話にロト6提携会社社員を名乗る男から「2等の当せん番号を入手できる」などと電話があった。男性は情報料として、指定された口座に10回にわたり現金を振り込んだ。教えられた番号が当せん番号と異なっており、連絡が取れなくなったため詐欺被害に気がついた。

ソース元:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20131105-1214143.html

++引用ここまで++


ロト6絡みの詐欺被害のニュースですね。

10回で300万ですから、
1回当たり30万の情報料ということでしょうか。


おそらく詐欺師の語りが巧妙だったり
急かしたり焦らしたりして騙したのは間違いないと思いますが

ギャンブルなどに関してはそもそもうまい話はありません。
存在しません。残念ながら。

今回のケースでは2等の当選番号が分かるとのことですが


もし、あなたがロト6の2等が分かる人だったとしましょう。

だとしたら、自分自身で毎回全財産をロト6につぎ込めば
倍々ゲームであなたは大金持ちになれます。



そんなすごい話を、わざわざ見ず知らずの人に電話をかけて
他人に教えまくるなんてしますでしょうか。

むしろそんな話をむやみに他人に話すのが
怖くなる人さえいるんじゃないでしょうか。

詐欺師の語りに乗せられることなく
この根本的な部分を覚えておけば騙されることはないと思います。

「振り込め詐欺未然防止 銀行係長らに感謝状」のニュースについて

「振り込め詐欺未然防止
銀行係長らに感謝状」のニュースについて



++引用ここから++

高梁地区金融機関防犯協議会と高梁署は5日、振り込め詐欺被害の拡大を防いだ高梁市のトマト銀行高梁支店と同行係長、窓口に感謝状を贈った。同署などによると、山形さんと小豆澤さんは10月24日、前日に窓口で18万円を振り込んだ市内の男性(77)が同じ口座に20万円を振り込もうとしているのに気づいた。通常は漢字表記の受取人名が片仮名で、男性が「競馬情報料として今日中に20万円払わないと300万円の違約金が必要」と話したため、振り込め詐欺と確信。同署に通報した。同支店では23日に詐欺防止の訓練をしたばかり。内藤宏志支店長は「被害の拡大を防げて良かった。今後も不審な事案には積極的に声を掛けていきたい」と話し、村松勲署長は「詐欺集団は手を替え、品を替えて高齢者を狙ってくる。振り込みを求められた時は慎重に判断し、家族や知人に相談してほしい」と注意を呼びかけた。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20131105-OYT8T01539.htm

++引用ここまで++


こちらも詐欺被害を未然に防いだ銀行員さんたちに
感謝状が贈られたというニュースです。


ニュースを読んでみると前日に詐欺防止の訓練をしたばかりという
詐欺師にとっては痛快なほど運の悪い出来事だったようです。

水際作戦のように、こうして窓口で詐欺被害が食い留まるニュースをみると
とても嬉しい気持ちになります。

「レターパック悪用詐欺 被害未然防止の郵便局員表彰」のニュースについて

「レターパック悪用詐欺
被害未然防止の郵便局員表彰」
のニュースについて



++引用ここから++

金融機関の現金自動預払機(ATM)を使った振り込め詐欺への警戒が続く中、一定のサイズや重さ以下の物を入れてポストに投函(とうかん)できるレターパックを悪用した振り込め詐欺未遂事件が10月に伊予市などで発生。異変に気付いた郵便局職員らが連携し、被害を防いだ。伊予署は「おかしいと感じたら家族や警察に相談を」と呼び掛けている。 伊予署が5日に感謝状を贈呈した。同署などによると、10月17日昼ごろ、同郵便局で、市内の女性(81)が複数のレターパックを購入しようとしたのに尾崎さんが気付いた。「現金を入れて弁護士に送る」と話したことから詐欺被害を疑い、思いとどまるよう説得した。

ソース元:http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131106/news20131106627.html

++引用ここまで++


詐欺被害を未然に防いでくれると言うのは
非常にありがたいことです。


詐欺はやられ損、やり得という
どう考えてもおかしい状況となっているのが日本です。


ちなみにATMを介して詐欺でお金を巻き上げる方法は
最近警戒されだしていますので、
今回のようなレターパックを使った方法がでてきました。

あとはクロネコヤマトなどの宅急便で配送所留めで現金を送らせて
詐欺師がそれを受け取るといった方法もあるようですので
こちらも併せて警戒してください。

ちなみに、上記2つだけ警戒してください、という意味ではありません。

マニュアルどおりに同じことしかしない詐欺師もいますし
悪知恵の働く詐欺師なら少しアレンジを加えることもあるので
これらによく似た手法でお金を送らせる方法にももちろん注意です。


ともあれ、詐欺を未然に防いだ上記郵便局員さんには
私からも感謝したいくらいです。

金融機関、運送会社の窓口に立つ人たちには
ぜひとも詐欺被害防止の知識を持っていただきたいです。

「「財閥の娘」詐欺:被告を最終送検 県警捜査終結 /兵庫」のニュースについて

「「財閥の娘」詐欺:被告を最終送検
県警捜査終結 /兵庫」のニュースについて



++引用ここから++

「三井財閥の娘」を詐称して現金を集めた詐欺事件で、県警生活経済課は5日、島根県浜田市、無職、新井(にい)紀代美被告(65)=公判中=を神戸地検姫路支部に最終送検し、捜査を終えたと発表した。今年3月までの10年間で、姫路市の主婦ら11人の被害計1億3440万円(起訴分8115万円を含む)を裏付けた。同課によると、新井被告は46人から4億1659万円を預かり、約2億3000万円は配当として返還していた。実害は約1億8000万円とみているが、金銭の受け渡しを記録したメモなどから裏付けられた1億3440万円分を送検した。集めた金はパチンコ代や消費者金融の返済にあてたという。新井被告は周囲に「金が有り余っている」「軽井沢に別荘がある」などと吹聴して資産家を演じ「現金を預けてくれればボランティアで利息をつけて返す」と持ちかけていた。

ソース元:http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20131106ddlk28040328000c.html

++引用ここまで++


10年間で46人から約4億円を騙し取った大型の詐欺です。

しかし、これも単純に割り算していくだけで
見えてくる数字があります。

わかりやすく40人で4億として一人当たりの被害額は約1000万円。
これを10年かけて巻き上げたわけですから年間は約100万円。
つまり月額あたりにすると10万円にも満たない少額というのもポイントです。

警察は詐欺だといっても民事不介入だなんだと
なかなか動いてくれないケースがあるので、
こうして時間がかかるほどに被害額は増えてしまいます。

ですが、一人当たりの被害額は、
詐欺師がカモの懐を見ながら少しずつ取っていきます。

また、巻き上げた金の一部を時々配当と言う名目で
被害者に戻していたのも信頼を得る手口のひとつです。

詐欺師は人を騙すのが仕事ですから
出来るだけ長期間、カモからお金を取りたいためです。

別に良心が残っているとかそういう意味ではありませんし
良心がある人に詐欺師なんて仕事はできませんので
この部分は絶対に勘違いしないで下さい。

心無く、淡々と、カモから金を取る。
これが詐欺師の仕事です。

三井財閥の娘と名乗っていたようですが
このあたりは被害者の誰かが裏取りできなかったんでしょうか。

財閥は大昔に解体されていますから
裏取りできない大きなウソをつきまくっていたのかもしれませんね。

この大きなウソもプロ詐欺師の手口です。

すぐに確認できないような途方もないウソも
巧妙に混ぜ込むことで大きな信頼を得ることができます。

現に、被害者46人は一時的とはいえ騙されたわけですから。


最後に…
巻き上げたお金はパチンコ代に消えたとありますが…

これはウソです。他人名義で隠しています。



多額の詐欺に限って、お金が遊興費に消えるのって
おかしいと感じたことはありませんか?

詐欺師にとって騙したお金は生活費です。
そんなわけないので注意してください。

公判中とのことですが警察は捜査を終えたとしています。
残念ながらお金は戻らないと考えたほうがよさそうです。

「還付金名目で43万円詐欺 小山」のニュースについて

「還付金名目で43万円詐欺 小山」
 のニュースについて



++引用ここから++

6日、小山市の無職女性(83)から還付金名目で43万1504円をだまし取られたと警察に届け出があった。小山署は特殊詐欺事件として捜査している。同署によると、5日午前10時半ごろ、女性宅に社会福祉事務所や栃木税務署の職員を名乗る男たちから「医療費の還付金があります」「過払い金の支払期日を過ぎるとお金を支払うことができません。今すぐキャッシュカードと通帳を持ってATMへ行ってください」などと電話があった。女性はこれを信じ、同市内のスーパーで、携帯電話で相手の指示を受けながらATMを操作し、相手の口座に現金を送金したという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131106/1405341

++引用ここまで++


還付金詐欺はずいぶん下火になったと思っていましたが
やはり、まだまだ被害はあるようですね。


最近は特に、詐欺師はグループで動き
冷静にさせずに焦らせたままの状態で一気にお金を巻き上げます。
劇場型と呼ばれることもあるようです。

還付金詐欺はお年寄りの女性を狙うことがほとんどで
手口は陳腐化しています。

この被害でもATMを使わせていますので。

ですが電話を切らせずにそのまま指示通りATMを操作させるというのは
用意周到でたちが悪い部分です。


お金が絡む急用の場合は、相手の言葉だけを信用せず
一旦電話を切って情報を裏取りする。

これが徹底できればいいんでしょうが
なかなか高齢者だと難しいかもしれません。

電話の近くにすぐにネット検索できるように
PCを置いておけば完璧かもしれませんが
今度はPCの操作がネックになります…。

うまく高齢者を守ってあげる方法はないのかと
こういうニュースを見ると思ってしまいます。

「58泊分支払わず 詐欺容疑の女逮捕」のニュースについて

「58泊分支払わず 詐欺容疑の女逮捕」
 のニュースについて



++引用ここから++

倉吉市内のビジネスホテルで、58泊分の宿泊代金を支払わずに逃走したとして41歳の女が詐欺の疑いで逮捕された。逮捕されたのは、鳥取市の無職、横尾あずさ容疑者(41)で、警察によると、倉吉市内のビジネスホテルに去年7月14日から9月10日までの58日間、従業員を信用させて宿泊を続け、宿泊代金41万5200円を支払わずに逃走した疑いが持たれている。横尾容疑者は容疑を認めているという。

ソース元:http://news24.jp/nnn/news8754042.html

++引用ここまで++


ビジネスホテルでお金を払わず58日滞在…

従業員を信用させて宿泊を続けたとありますが
どのように信用させたのかは気になるところです。

あたかも仕事が出来そうな身なりで現れて
滞在終了後に小切手で払うと言ったとか…?

あくまで想像ですがそんな感じでしょうか。

以前も書きましたが
人間はイメージしやすい外見に弱いですから。


ですが途中で逃げたということはプロの詐欺師ではないでしょう。

警察に逮捕されて、容疑を認めていることからも
いずれお金は戻ってくるような気がします。

プロだと絶対に戻りませんが
どうも素人臭いので大丈夫ではないかと思います。

2013年11月4日月曜日

「振り込め詐欺などが過去最悪 今年は9月までに約340億円の被害」のニュースについて

「振り込め詐欺などが過去最悪
 今年は9月までに約340億円の被害」
  のニュースについて



++引用ここから++

警察庁は1日、今年1~9月までに発生した振り込め詐欺などの「特殊詐欺」の認知件数は8503件となり、実質的な被害総額は約340億円に達したと発表した。

ソース元:http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/5/3586.html

++引用ここまで++


過去最悪…これはおそらく毎年のニュースになりそうです。


よく詐欺被害のニュースで聞いたことがあるはずです。
「騙し取った金は遊興費に使った」と。

そんなわけないです。
あなたは働いて得た給料を全て遊びに使いますか?

詐欺師は人を騙すことが仕事なんです。

そこには良心も何もなく、淡々と簡単に騙せるカモを探し
粛々とカモから金を、継続的に巻き上げる「仕事」なのです。


詐欺師にとってはこれが収入源なのですから
遊んで使うわけがありません。


遊興費に使ったといいつつ、
巻き上げた金は別の場所に…。



何度か過去の記事でも書きましたが
たとえ裁判で詐欺師を相手に全面勝利したとしても
差し押さえできるのは詐欺師本人の財産のみ。

別名義に金を逃がされていたら
何の手立てもできないのが日本なのです。

私が相談した弁護士の先生が教えてくれたことです。
私が詐欺師を心の底から憎んでいるのもこれがひとつの理由です。


本人を騙して、その周りの家族や身内の人間関係をもめちゃくちゃにして
それでものうのうと生き続ける詐欺師が許せないというのも
多少はお分かりいただけるのではないかと思います。

詐欺被害を減らすには厳罰を科すか
日本という国に住む人々の「善」の心をしっかり教育するか

どちらかだと思います。

両方やってくれたらいいんですが
なかなか難しいでしょう…。

「通信傍受、振り込め詐欺にも 警察が法改正求める 」のニュースについて

「通信傍受、振り込め詐欺にも
 警察が法改正求める 」のニュースについて



++引用ここから++

薬物や銃器犯罪などの捜査で認められている電話などの通信傍受を、振り込め詐欺にも拡大する法改正を警察側が求めている。被害撲滅への期待から法制審議会(法相の諮問機関)でも容認する方向で議論が進む。ただ、通信事業者の立ち会いをなくすことなどには「プライバシー侵害の恐れが生じかねない」と異論もある。制度の透明性をどう保つかが課題だ。

ソース元:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2803W_T01C13A1CC1000/

++引用ここまで++


通信傍受を振り込め詐欺にも拡大する法改正…


いいですね。

私は素人ですので、どのレベルまで通信傍受が出来るのかはわかりませんが
「詐欺を未然に防ぐ」という意味ではぜひ応援したいところです。

1回でもヘマをしたら通信傍受されて
詐欺の電話は全て警察に傍受されてしまう…

とかいうレベルまでもっていってくれればいいのですが
多分、そこまでは無理でしょうね。
ニュースにもあるとおり、プライバシーなどなど
配慮するべき問題は多いので。


でも、結局は後手なのがもどかしいところ。


1度でも詐欺を働いたことがある人物やグループ、組織などしか
おそらくは対象にならないでしょう。

多くの詐欺師やそのグループたちは
ひととおりカモから金を巻き上げたらさっさと解散してしまい
次の獲物を待ち構えている状態だと思います。

足がついたり、尻尾を掴まれることを承知で
わざわざ長期間同じメンバーで詐欺を犯すとは考えにくいです。

そのあたりは気になるところですが
家族が詐欺被害にあった私としては
嬉しい展開ともいえます。

2013年11月3日日曜日

「詐欺続発 計1592万円被害」のニュースについて

「詐欺続発 計1592万円被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

県警は1日、前橋市内で詐欺被害が相次ぎ、50~70歳代の男女5人が計1592万円をだまし取られたと発表した。前橋署の発表によると、1日午後、同市の女性(71)宅に息子を装った男から「1800万円分の小切手が入ったかばんをなくした」と助けを求める電話があり、息子の同僚を名乗る男に、自宅にあった600万円を渡した。息子を装った男からの電話では、パート女性(56)が計296万円、女性(61)と男性(67)がそれぞれ98万円をだまし取られた。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20131102-OYT8T01162.htm

++引用ここまで++


こうして詐欺のニュースを見ていると「注意喚起」ばかり…


たまには詐欺師逮捕!被害額○億円が被害者の下へ!
というニュースを心から希望しています。

が、全く見かけないのは日本の法律が詐欺師に甘いからです。
この点だけは何とかしないといけないと思います。

詐欺被害にあったらまずお金は戻らない。
と肝に銘じておいてください。


記事はいわゆるオレオレ詐欺ですね。

もし我が子が1800万の小切手をなくした、
と聞いたら正気ではいられないでしょう。

子を持つ親として当然の気持ちです。
何とか助けてあげたいと思うでしょう。

そこに付け込んであなたをどんどん焦らせてきます。
そして冷静にならないうちに別の仲間を動かし
直接お金を巻き上げるというスタイルに変わってきています。

以前は振り込ませていましたが
この間に冷静になられるから失敗しだしたのでしょう。


ここで言いたいのは絶対に焦っても、急ぐ必要はないということ。


焦ると急ぐ、言葉の意味は似ていますが全然違います。
もしかしたら本当に息子さんが大金の小切手をなくしたかもしれません。

だからこそ、焦っても急がず、状況の裏取りをして欲しいのです。


「世間で詐欺が流行ってるから、確認させて?」


この一言、言ってみましょう。
詐欺師なら何言ってるんだこんなときに!
とまくし立ててごまかします。

そうなったら有無を言わさず電話を一旦切って
あなたから息子さんへ連絡してみましょう。

これで詐欺の大方は防げるでしょうから。


もし、そこで電話の向こうの息子さんがあせらず
あなたと息子さんしかしらないような質問を全て答えられたとしたら
これは本当にトラブルに巻き込まれたのでしょうから
全力で助けてあげればいいだけです。


相手が言って来ることをそのままのペースで鵜呑みにせず
一旦冷静になって情報を裏取りすることは
詐欺を防ぐために非常に大切だと思います。

「債券購入詐欺で1000万円被害 相馬の53歳女性」のニュースについて

「債券購入詐欺で1000万円被害
相馬の53歳女性」のニュースについて



++引用ここから++

2日午後、「社債購入の名義貸し依頼で1000万円をだまし取られた」と相馬市の女性(53)から相馬署に届け出があった。同署は「なりすまし詐欺」事件とみて捜査している。
同署によると、10月13日ごろ、女性方に証券会社を名乗る男から電話があり、「資源開発関連会社の社債券を福島県の方限定で販売している。債券を購入したいが、個人でしか買えないので、名義だけ貸してほしい」と依頼があった。
女性が依頼に応じ、債券購入を資源開発関連会社に申し込んだところ、数日後にその会社から「債券の代金は振り込まれたが、法人口座からだ。このままだとインサイダー取引であなたも警察に捕まる。個人で買ったようにするので、現金を送ってほしい」と要求された。女性は同21日から28日にかけて5回にわたり、現金計1000万円をレターパックで関東圏の資源開発関連会社に送ったという。
この会社からは社債券と1000万円を今月1日に届けると言われていたが、債券などは届けられず、電話も通じなくなったことから、だまされたと分かった。

ソース元:http://www.minyu-net.com/news/news/1103/news2.html

++引用ここまで++


この被害のポイントは1000万円を5回に分けて巻き上げたことと、
あなたの警察に捕まると被害者を焦らせて送金を急かしたこと

にあると思います。



この被害者女性は、運よく1000万円の時点で警察に行きましたが
このままずっとカモにされ続ける可能性も高いです。

以前にも書きましたが、お金は額が多くなればなるほど
貸した側と借りた側のパワーバランスが崩れます。

おそらく最初は100万くらいふっかけて
カモかどうかを確かめたのではないでしょうか。

その後、額を200万、300万と増やしていく。
ここまできたら詐欺師にとっては一丁上がりでしょうね。

大金を渡してしまったら、どんなことをしてでも取り戻したい
そんな気持ちが被害者に強く出てきますので
あとは詐欺師の言い値です。

卑劣という言葉以外に見当たりませんね。


さらに、この詐欺師は個人名義と法人名義を引き合いに出しています。

私も含め、こういう難しい話をさも本当のように話されると
脳の処理がそちらに奪われ、話の主導権を持っていかれてしまいます。


で、そこに
「これはインサイダー取引だからあなたも捕まりますよ…」
とたたみ掛けるわけです。



この言葉は焦ってしまい、言いなりになってしまったのだと思います。
それでも、1000万円で済んでよかったかもしれないですね。

こういう詐欺師は全財産がなくなるまでやりますよ。
ちょっと小金をせしめて雲隠れするなんて良心すら
彼らには残っていません。


このお金も、すでに誰か分からないグループや相棒などの口座に入っていて
たとえ裁判などで賠償が決まったとしても、戻ることはないでしょう…


社債がらみの詐欺を最近よく見かけますが
儲け話と、世のため、人のためになるという自尊心を
うまくくすぐることができるから流行っているのかもしれませんね。

皆様もお気をつけ下さい。

2013年11月2日土曜日

「「取材に協力を…」 TV局名乗り詐欺、100万円被害」のニュースについて

「「取材に協力を…」 TV局名乗り詐欺、
 100万円被害」のニュースについて



++引用ここから++

愛知県警は25日、名古屋市守山区の60代の男性が現金100万円の振り込め詐欺の被害に遭ったと発表した。

 守山署によると、男性宅に9月24日、「中京放送のタケノウチ」と名乗る男から電話があった。男は「以前、詐欺に遭いましたね。テレビで放送したいので取材に協力してほしい。被害金の返還を手伝います」と持ちかけ、「返還を受けるには株式会社ゴールドバンクへの投資が必要です」と説明。さらに10月22日、「ゴールドバンクのマツダ」という別の男から電話があり、「投資金はタケノウチさんが立て替えたが、いくらか払ってほしい」と頼まれ、23日と24日に指定口座にそれぞれ50万円ずつ振り込んだ。男性は過去に利殖商法の詐欺被害に遭っていたという。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/NGY201310250043.html

++引用ここまで++


詐欺師が被害者を「カモとしてリスト化」している
典型的なケースですね。


残念ながら、詐欺に遭いやすい人というのがいます。

しかも、ただ騙されやすいタイプだとか
お人好しだからとかそういう簡単なものではありません。


普段は用心深く、警戒心も強い。
お金には大して執着していない。

そんな人でも、何度も詐欺に遭うことがあります。


しかも1回騙すと詐欺師にとっては簡単なんです。
どこで反応したかさえ把握しておけば、
何度も何度も巻き上げられます。
文字通り、カモにされてしまいます。

このケースでも、過去に一度利殖商法の詐欺被害に遭ったと書かれています。
これを利用して、その詐欺被害解決を手伝うという2度目の詐欺です。

典型的ですね。

以前弁護士の先生に相談に乗っていただいた時にも言われました。
詐欺は1度きりじゃないですよ。リストが出回っているから
おそらく何度も詐欺師がやってくるはずだと。


このお話どおりの詐欺事件ですね。
本当にお気の毒です…。

「詐欺防止ソング、署長がセンターで熱唱 広島の警察署」のニュースについて

「詐欺防止ソング、署長がセンターで熱唱
 広島の警察署」のニュースについて



++引用ここから++

「♪きっとかかるよ詐欺電話 かぜひいた息子、偽警官~」。詐欺被害の撲滅ソングをひっさげ、広島県警福山西警察署の音楽ユニットが活動を始めた。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/OSK201310290126.html

++引用ここまで++


詐欺のニュースというには微笑ましいですね。

振り込め詐欺への注意喚起として音楽ユニットを結成したとのことです。

歌詞の中には「まずは相談~♪」とあるらしいですが…
そういう割りには、私は門前払いをくらいましたけどね…

警察はすごいです。
頑張ってくれています。

でも、やはり一部の人がそういう良いイメージを
崩してしまうような気がします。

歌うからには、相談に来た人や電話で相談した人を
無下に「詐欺は弁護士に言え」なんて言わず
しっかり聞いてあげて欲しいですね。

被害にあった本人や家族は動転しています。
そこからしっかり話を引き出せる警察官がもっと増えてくれたら
と思うニュースでした。

2013年10月31日木曜日

「東京五輪詐欺」に注意 「入場券もらえる」勧誘のニュースについて





「東京五輪詐欺」に注意
 「入場券もらえる」勧誘
  のニュースについて




++引用ここから++

二〇二〇年に開催が決まった東京五輪の入場券がもらえるなどと持ち掛けられ、事業投資や株売買を勧誘されたとする相談が九月以降、各地の消費生活センターに複数寄せられていることが分かった。既に高齢者が約二百万円をだまし取られる被害も発生した。
 国民生活センターは「投資詐欺が疑われる相談もある。五輪の開催が近づくにつれて同様の勧誘は増えるとみられ、相手が実在する会社か調べるなど注意してほしい」と呼び掛けている。

ソース元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102402000239.html

++引用ここまで++


しばらく詐欺のニュースを取り上げるのをお休みしていましたが
また詐欺師にとって新しいネタが入ったようです。

先日、東京オリンピックが2020年開催決定となりましたが
こういう大きな話題は特に要注意です。

オリンピックは詐欺のシナリオ作りに格好のネタです。

実際、いい方向か悪い方向か、それは別として経済が大きく動きます。
日本の企業も世界の企業も7年後をチャンスと考えてビジネスを展開するはずですから。

こういう流れに便乗するのが詐欺師の特徴です。

例えば今回は株価や不動産の価値が上がるとして
被害者からお金を巻き上げています。

この時の詐欺トークがしやすいんですね。

オリンピックは本当です。
株価も銘柄によっては上がっています。
不動産の価格も場所によっては上がっているのでしょう。

こういう確固たる事実に詐欺師は少しずつウソを紛れ込ませて
カモを説得していきます。

また、ところどころで判断力を鈍らせるために急かす事も特徴です。

多少ゆっくり考えても大丈夫です。
誰かに相談しても大丈夫です。

ゆっくりじっくり時間をとって情報を裏付ければいいこと。


この投資詐欺でも使っているようです。

事前に投資のパンフレットを送りつけておいて、
別の人間がそれを譲って欲しいと連絡する。

完全にグループでの詐欺ですね。

こうやって何人かをチームで動かして
人気がある、本当に儲かると焦らせる手口です。


今後もオリンピックをネタにした詐欺は間違いなく増えます。
どうぞご注意下さい。

2013年6月8日土曜日

「還付金詐欺:過去最悪 府内1~5月、被害1.9億円 /大阪」のニュースについて





「還付金詐欺:過去最悪 府内1~5月、
 被害1.9億円 /大阪」
  のニュースについて




++引用ここから++

電話で医療費還付があるなどと偽ってATM(現金自動受払機)に誘導し、現金をだまし取る「還付金詐欺」の府内での今年1~5月の認知件数と被害総額が、過去最悪だった2008年の1年分(161件、約1億6900万円)を既に超えたことが分かった。認知件数は205件、被害総額も約1億9200万円に上り、府警は「行政機関がATMの操作を通じてお金を返すことはないので、そうした電話があったら怪しいと思ってほしい」と呼びかけている。

 府警捜査2課によると、被害者の約90%が65歳以上で、約75%が女性。不審人物は、市・区役所や「社会保険庁」職員などをかたって被害者に電話し、医療費が還付されるなどと偽る。中には「旦那さんの分の還付金もあるので」などと言われ、複数回にわたって金をだまし取られる人もいるという。府内の今年1~4月の認知件数は全国ワースト1で、5月も月間89件と増加に歯止めがかかっていない。

 府警のホームページでは、実際の電話でのやり取りを録音したものを公開し、還付金詐欺の手口を紹介。注意を促している。



ソース元:http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130608ddlk27040319000c.html

++引用ここまで++


大阪が、還付金詐欺被害で全国ワースト1になってしまったようです。

社会保険庁の職員を名乗り、ATMまで被害者を誘導して、
お金が返ってくると言いつつも振り込ませるという手口のようですね。

手口だけを見ると非常に幼稚ですが、
高齢者を狙うあたりがよくわかっていますね。

しかし高齢者とはいえ、ATMまで出向かされ、
お金を受け取るのではなく、逆に振り込ませるわけですから、
かなり話術が巧妙だったり、
切羽詰った状況を作り出して判断を鈍らせているのだと思います。

詐欺話に乗せられない基本ですが、
話のペースに巻き込まれないことです。

考えられるのが、ちょっと気になるので社会保険庁に直接連絡したい、
といって一度電話を切って冷静に考え直すのがいいでしょう。

もちろんこの時に相談できる人や警察にもすぐ連絡するのがいいでしょう。


全国ワースト1という汚名がよほどつらいのでしょうか、
大阪府警のホームページには還付金詐欺の注意喚起のページが作られています。

⇒ http://www.police.pref.osaka.jp/15topics/kanpukinsagi_caution.html

このページによると、犯人の特徴は、
・社会保険庁、社会保険事務所の職員を名乗る
・.0120から始まるフリーダイヤルに電話するよう指示する
・.ATM機で還付金を受け取るように指示する
となっています。

もちろんこの通りの場合もありますが、
少しアレンジして手口を変える場合もあるので
どちらにせよ注意しすぎることはないでしょう。


詐欺師と話をしていると、断りきれなくなる、
断ると怒られそうだ、申し訳ない、など…
そのような心理状態を作られます。


…ですが冷静に考えてみてください。

お金が絡むことに慎重になるのは誰だって同じ。
詐欺師の話術に惑わされないようにしてくださいね。

2013年3月22日金曜日

「『振り込め詐欺』の新名称募集について」のニュースについて





「『振り込め詐欺』の新名称募集について」
 のニュースについて




++引用ここから++

振り込め詐欺は、約7割が現金を手渡しによりだまし取る犯行で、「振り込め詐欺」という名称が犯罪の実態を的確に表現できていません。
また、振り込め詐欺は、被害者を不安にしパニックに陥らせることで犯人のコントロール下に置く犯行です。
そこで、被害者をパニックに陥れることを直感的に理解することができる新たな名称案を公募します。



ソース元:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/han_furikome/f_name_re.htm

++引用ここまで++


詐欺のニュース、というよりも警視庁からの告知ですが、
気になったので記事にしてみました。

もともとはオレオレ詐欺などと呼ばれ、
わが子、身内を装ってお金を指定の口座に振り込ませるものでしたが、
現在はどんどん手口が悪質化しており、
足がつきにくいように手渡しで現金を巻き上げたり、
巧妙に不安を煽って詐欺をすることなどから、新名称を募集することとなったようです。


新名称を考えるよりも、逮捕されても裁判で負けても、
詐欺師にとっては痛くもかゆくもないという、
詐欺師に甘すぎる現状をどうにかしたほうがいいとは思うのですが…


とにかく新名称を公募するようです。

ツイッターでも募集しているらしく、
案の定おもしろいツイートがどんどん流れていますが、
真剣に考えてみるのもいいかもしれません。

詐欺という言葉自体も、軽いですからね。

もっとイメージの悪い、嫌悪感のある、
そんな言葉に変えてしまうのもこの機会に良いのではないでしょうか。

例えば「いじめ」というと軽いですが、現状は恐喝、暴行です。
それと同じことだと思います。

2013年3月14日木曜日

「カツラ着け『僕は京大医師』47歳男、婚活詐欺」のニュースについて





「カツラ着け『僕は京大医師』47歳男、
 婚活詐欺」のニュースについて




++引用ここから++

お見合いパーティーで出会った女性に結婚話を持ちかけ、金を詐取したとして、兵庫県警長田署が住所不定、無職杉原章五被告(47)を詐欺容疑で逮捕、神戸地検が同罪で起訴したことが捜査関係者への取材でわかった。杉原被告はカツラや高級スーツを身に着け、「30歳代半ば、京大病院の医師」などと装い22~28歳の5人から計約1330万円をだまし取ったという。




ソース元:http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130313-OYO1T00281.htm

++引用ここまで++


今回はお見合いパーティで複数の女性から大金を女性巻き上げた結婚詐欺のニュースです。

無職の47歳の男が、20代の女性から大金を出すことが出来たのか。
ニュースでは犯人の滑稽さを強調するためにカツラのことを書いていますが、
もちろんこれも結婚詐欺という分野上、カモを騙す手口かもしれませんが、
もっと大切なことがあります。


「身なりがよかった」ということです。


人はもちろん中身です。
ですが、残念ながら第一印象では身なりやルックスはかなりインパクトがあります。

もし、薄汚れた服に、ボロスニーカー、
歯は黄色く、指先は爪垢がたまっている…
オマケに口臭も。

そんな男性が、

「私は京大病院の医師」
「アパレル会社の社長」

と名乗ったところで誰が信じるでしょうか。

本当のところは意外とそんな人に限って質素なんですが、
そこは問題ではなく、自分が最初に描いた肩書きと見かけのイメージが
近ければ近いほど人は信用してしまうと言うことが重要です。


言い切ってしまいますが、基本的に詐欺師の身なりはかなりいいです。

身なりに気を遣うことは詐欺師の必要経費ですから、
しっかりお金をかけてルックスの準備をして、カモに近寄ってきます。


警官の服装をして、「最近空き巣が多いので…」と。
作業服を着て、「ガスの定期検診ですー」と。
宅配の制服を着て「お届けものです」と。


あなたの家に訪ねてきたら…?
どうでしょうか。わざわざ疑いますか?

何の疑問を抱くこともなく、玄関のドアを開けてしまうと思います。


肩書きとイメージが一致するだけで
簡単に人は信用してしまいます。


いわばよくある結婚詐欺のニュースですが、
しっかり読むと得られる教訓も多いですね。

2013年2月13日水曜日

「医療債詐欺事件、手配の実質経営者を逮捕 容疑は否認」のニュースについて



「医療債詐欺事件、
 手配の実質経営者を逮捕 容疑は否認
  のニュースについて



++引用ここから++

医療法人社団「真匡会(しんこうかい)」(東京都新宿区)の医療機関債の販売をめぐる詐欺事件で、大阪府警は11日、詐欺容疑で指名手配していた同会の実質経営者、川野伝二郎容疑者(47)=同港区=を逮捕し、発表した。川野容疑者は「首謀者ではなく、わかりません」と容疑を否認しているという。

 生活安全特捜隊によると、事件の逮捕者は11人目。主犯とみられる川野容疑者だけが逃走し、府警は6日に指名手配して行方を追っていた。11日午前9時前、弁護士に付き添われて府警本部(大阪市中央区)に出頭したという。



ソース元:http://www.asahi.com/national/update/0212/OSK201302120118.html

++引用ここまで++


先日、このブログでも取り上げました指名手配されている川野伝二郎が逮捕されたようです。
逮捕と言いますか、弁護士を引き連れて警察に出頭したとのこと。
そして、容疑は否認しているらしいです。

でも、主犯格とされているはずなのに、逃亡していたわけです。
それが、突然弁護士を連れて自首なんておかしいと思うのが本音です。

もしかすると、被害者から巻き上げたお金は別名義に隠し切って、
お抱えか、もしくは同じように騙されている弁護士を引き連れて来たんではないでしょうか。


もう警察に捕まっても大丈夫。
逃げ切れる。
お金はもう全部俺のもの。

そう確信できたから出てきたのかもしれません。


首謀者ではなくわからないのなら、すぐに出頭すればいいのでは?
と思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうか。

用意周到、準備万端にしてのうのうと姿を現したようにしか見えないような…。


この医療債詐欺でわかることですが、
詐欺に騙されるのは何も一般人だけではないんです。

社会的な地位を持った人も危険だったりします。

医師、弁護士、会社や企業の社長など…
むしろ、地位がある人には他人の意見を受け入れにくいワンマン的な方もいて、
そういった方が詐欺師にコロッと騙されることはあるみたいです。

2013年2月8日金曜日

「医療債詐欺 金庫に現金なし 秘匿疑い 幹部報酬、月100万円超」のニュースについて


「医療債詐欺 金庫に現金なし 秘匿疑い
幹部報酬、月100万円超」
 のニュースについて



++引用ここから++

医療法人社団「真匡(しんこう)会」(東京都)の医療機関債をめぐる詐欺事件で、大阪府警が昨年7月に同会事務所を家宅捜索した際、資金保管用の金庫に現金が残っていなかったことが7日、捜査関係者への取材で分かった。同会は銀行口座を介さず、医療債の購入者から手渡しで現金を受領。発行から半年で約12億8千万円を集めたが、捜索までに大半を別の場所に移すなどして、資金の流れを秘匿していた疑いがある。

 また、医療債販売会社「共同医療事務センター」(同)の実質経営者、幸松秋司(こうまつしゅんじ)容疑者(41)や同センター大阪グループの責任者、和田亨太(りょうた)容疑者(32)らが毎月100万円以上の給料を受け取っていたことも新たに判明した。

 府警は同日、幸松容疑者ら10人を送検。医療債の購入代金が幹部らの遊興費に使われたほか、真匡会の実質経営者、川野伝二郎容疑者(47)=指名手配=の指示のもと、メンバーの報酬にも充てられていたとみて調べている。

 捜査関係者によると、同会は平成23年4月から年4・2%の利率をうたって医療債の販売を始めた。同センターの社員らは高齢者宅を訪問して「病院がつぶれることは絶対ない」などと勧誘。

 金融機関まで付き添い、定期預金を解約させるなどの手口で、その場で購入代金を回収していた。入出金の記録が残る同会の口座はほとんど使われていなかった。

 大阪など西日本で集めた金は和田容疑者が月に1回程度、東京に持参。関東方面の集金分とあわせて、東京の事務所金庫で集約していたとみられる。

 真匡会の元理事長の男性医師(73)によると、同会の資金は川野容疑者が一括管理。幸松容疑者も「金は親分(川野容疑者)が握っている」などと話していたという。


ソース元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000134-san-soci

++引用ここまで++


以前の介護事業詐欺に続いて、今回は医療債詐欺です。
しかも、被害額はさらに多額の12億円強らしいです。

事務所の家宅捜査にて金庫に現金がなかったこと、
そして被害者からは手渡しで現金を集めていたこと、
そして、実質経営者である川野伝二郎という男が
いまだ捕まっておらず、指名手配されていること。

おそらく、このことから、
お金は他人名義として隠されてしまったのではないでしょうか。

詐欺の被害の恐ろしさを知った側からすれば、
そんな気がしてなりません。

逮捕されようが裁判で負けようが、こうなるとお金が戻ることはまずないんですから…


多くの罪のない被害者の皆様のためにも、一刻も早く逮捕されて欲しいですね。


川野伝二郎の顔写真はこちらです。
みかけたら、即110番してください。

2013年1月31日木曜日

詐欺かもしれないと思ったら

詐欺かもしれないと思ったら



もし、持ちかけられた話があやしい、
これって詐欺かもしれないと思ったら?

そんな時はストレートに言ってしまうのがいいでしょう。
失礼ですがまだあなたのことを信頼できません、と。


詐欺師の話術は実に巧妙であり、
こういう発言をすること自体が申し訳ない、
もしくは失礼になるのではないか、という流れになります。


ですが、考えてみてください。


目の前にいるその男、その女。
あなたがそこまでしなければいけない人間でしょうか?

たかが数時間、たかが数日、顔を合わせただけかもしれません。
もしかすると、ちょっとした手助けをしてくれたかもしれません。

それでも、あなたの大切なお金を託してもいい人間かどうか
もう一度よく考えてみてください。


その上で、まだ信頼できない、信用できない
という言葉が出るのは至って自然な流れです。

失礼でも何でもありません。
普通の人間はお金のやり取りなんてしないのです。


大事なことだから書いておきます。


普通の人間はお金のやり取りなんてしないのです。
普通の人間はお金のやり取りなんてしないのです。
普通の人間はお金のやり取りなんてしないのです。


お金が必要になれば金融機関。
それさえ無理な事情なら身内でしょう。

お金の貸し借りが人間関係を崩壊させることを
普通の人間はとってもよくわかっているからです。


あなたは、友人やご家族に対して、
そんなに頻繁にお金の貸し借りをしたりしますか?

まず、ないはずです。
それなのに目の前の誰ともわからない人間にお金を渡すなんておかしいです。


書面でわかるような何かを要求するのもいいかもしれません。


・住民票
・印鑑証明
・健康保険証
・パスポート

などなど…

そんなものを見せてもらうように要求してもいいかもしれませんね。

そして振興所で身元を調べてみたい、
弁護士に先に相談してみたい、

と言ってみるのも手だと思います。


おそらく渋るでしょう。

そんなことをしている間に、
千載一遇のチャンスを逃すかもしれませんよ!
なんていいながら。


儲け話、美味しい話に飛び乗るのは無謀です。


2013年1月7日月曜日

詐欺師はまず恩を売る


詐欺師はまず恩を売る


単発で搾取する場合はこの限りではありませんが、

大掛かりな詐欺をするつもりの場合や、
少額を継続的に搾取する場合には、
「まずは恩を売る」ことが多いようです。


わかりやすい例では、

まずは小金を儲けさせて、こいつは美味しい話を知ってるな、と思わせる。
別に、本当に美味しい話を持ちかける必要はないわけで、
最初の必要経費として、何か儲け話をして、小金を掴ませるわけです。

ギャンブルでビギナーズラックで勝って、
そのままギャンブル中毒になる人が多いと聞きますが
まさにそれと同じ理屈です。

1回美味しい目に遭わせて、その後は搾取を続けると言うわけです。


あとは、何かトラブルや悩みを
最初に解決する、というのもあります。

また、独居のお年寄りなどでは
頻繁に来て話し相手になるというのも大きいです。


こうして、カモをまずは信頼させてきてから仕事に取りかかるわけです。

最初から怪しい儲け話を出しても見向きもしないはずの人でも、
恩があったり、一度でも助けてもらったりしているとついつい聞いてしまうからです。

そして、断りにくくなる。
これも大きいです。


見ず知らずの人間に言われても即答で「ノー!」と言えることでも、
少しでも関わりが出来てしまうと、無下に断りにくくする心理もあります。


営業マンのスキルでも飛び込みなどでは、
本題を出す前にまずはたくさんイエスを言わせるというテクニックがありますが、
まさにこれを詐欺に悪用したのがこの「恩を売る」という手口です。


2013年1月4日金曜日

自分ではなく家族に嘘をつかせる詐欺師


自分ではなく家族に嘘をつかせる詐欺師




詐欺師は、自分の存在が明るみに出ることを極端に嫌うようです。

もちろん当然ですが自分が表立って動くと、ボロも出やすいし、
何より逮捕されてしまった時、訴訟になってしまった時に面倒だからです。


そういう理由で、詐欺が発覚した初期は、
周りの人間、つまり多くの場合はカモの家族を言いくるめて時間を稼ぐわけですが、
このときに、わざわざ詐欺師本人が現れて、言い訳を始めるのはかなりレアのようです。

もっというと、最初だけは姿を現しますが、
その後は、洗脳が完了したカモ、つまり被害にあっている家族が、
我々に言い訳を始めるわけです。


「○○大臣も投資している極秘案件らしいんだ」
「今、震災で被災地の人たちが困っているから」
「これからの日本にはなくてはならない事業になるんだぞ」


そして…


「だから、私は自分の意志でお金を出したんだ。
 私の判断であの人は悪くないの!」


こんな風に、詐欺師の代弁を被害者である
あなたの家族が言い始めることでしょう。

こうすることで、自分の責任を最小限に止めることができるからです。

大事になってしまっても、
被害者に「あなたがそう言っていたので…」と罪をなすりつければ済むこと。


実際、「言った、言わない」口論は詐欺師の手口であり最も得意なことです。
私自身が痛い目に遭っていますから、断言できます。


これで簡単にうやむやにして、大した責任を取ることなく、
次のカモを騙すために世の中にのさばっているのです。

なるべくリスクを負わず、お金だけをむしり取る。
これが詐欺師の仕事です。


2013年1月3日木曜日

なぜ次々と詐欺にあうのか?

なぜ次々と詐欺にあうのか?


単発で1回だけ詐欺に遭う方がおそらくはほとんどだと思いますが、
私の家族のように、なぜか何度も何度も騙され続けるケースもあります。


以前の記事でも書きましたが、
「カモリスト」が出回っている可能性もあります。

一度、簡単に騙せてお金を取れたら、
それが詐欺師の間でリストとして出回るようです。

家族の名前を仮に「花子」としますが

「花子様はおられますか?」

なんていう電話はしょっちゅう掛かってきましたから。
自分は名乗らない、失礼極まりない電話ですから
私を含め他の家族が出れた場合には問い詰めて終わりです。

ですが、直接本人が出た場合はそれこそ悲劇です。


また、怪しい訪問セールスも多かったですね。
普通はセールスと言う時点でかなり警戒します。
もっとも簡単な予防法は家の扉を空けないこと。

ですが、これも本人が出ると…というわけです。


警戒心が薄い人が詐欺に遭いやすい。
と結論付けると思いましたか?

それも確かにあります。


ですが、非常に用心深い人でも、詐欺に遭う人は遭います。

これも以前の記事で書きましたが
「理由付け」「動機付け」に非常に弱いタイプ。


「○○銀行の○○と申します。
 花子様の銀行口座が不正に利用され、預金額が現在ゼロです。
 至急ご連絡ください!番号は○○○-○○○-○○○です」


なんて留守電が、もしも月末の入用な時期に入っていたら…?
普段は用心深くても、こんなキッカケで簡単に騙すことが出来る場合もあります。


そして、これよりももっと騙されやすい、
騙され続ける理由がもうひとつあります。


「殺し文句」がバレている

ということです。


冒頭で、一度騙されると詐欺師連中に情報が出回ると書きましたが、
ここにおそらく、どういう手口で、どんな殺し文句で
その人を騙せたかも含まれているようです。


・儲かりますよ~!というストレートな表現に弱い
・今すぐ!緊急です!とせかすのに弱い
・逆に、世の中のためになります、ボランティアで…と人情的なものに弱い
・数値やグラフなど、視覚的な情報を出すと信用し簡単に騙せる


などなど、人にはあらゆる分野で性癖があり、
そうなると弱い…ということがあります。

こういう情報も1回でも詐欺に騙されると
出回ってしまうと考えたほうがいいでしょう。

被害にあっても、次から気をつけようではダメです。
おそらく、その「次から」はもっと巧妙になっているかもしれませんから。


2013年1月2日水曜日

「元会長ら10人再逮捕、社長ら幹部追う 兵庫県警」のニュースについて

「元会長ら10人再逮捕、社長ら幹部追う 兵庫県警」
 のニュースについて



++引用ここから++

東京の医療施設経営会社「メディカルターシャ」(現・全国総合医療サテライト)による社債詐欺事件で、80代女性から現金600万円をだまし取ったとして、兵庫県警生活経済課などは17日、詐欺の疑いで元会長の渡辺弘容疑者(80)=東京都練馬区=ら10人を再逮捕した。

 10人のうち3人は容疑を認めているが、渡辺容疑者ら残る7人は否認や黙秘をしているという。また、社長の萩野朝夫容疑者(60)や40代の元幹部についても同容疑で逮捕状を取って行方を追っている。

 再逮捕容疑は昨年12月、大阪府豊中市の無職女性(86)に架空の介護施設事業を紹介するなどし、同社の社債購入代名目で現金600万円をだまし取ったとしている。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121218/waf12121809480010-n1.htm

++引用ここまで++


こちらは昨年2012年の12月ですから先月のニュースですが、
容疑者を再逮捕したらしいのでまた記事にしたいと思います。

おそらく主犯と思われる詐欺師渡辺容疑者ら残る7人は否認や黙秘とのこと。
さらに社長の萩野朝夫容疑者(60)や40代の元幹部はまだ逮捕されていないんですね。

かなり大掛かりな詐欺をやったようですが、
トカゲの尻尾切りのように、末端だけが罪に問われるのではなく
関わった全員を逮捕して欲しいです。

前回の逮捕ニュースでは、
「高齢者を中心に39都道府県の285人から計約4億4千万円を集めていた」
となっています。

全員が被害届を出したのでしょうか。
また、お金を取り戻すのは無理と思って諦めている方もまだいるはず。

事件の規模が大きくなればなるほど警察もしっかり動いてくれることでしょう。
この詐欺被害にあって、被害届を出していない方は
今からでも警察へ行ったほうがいいかもしれません。

「メディカルターシャ被害者の会」

みたいなものが出来ればもっといいんですけどね。
法律家の皆様にも期待です。