2013年11月13日水曜日

「「損取り戻せる」と勧誘、投資詐欺繰り返し被害」のニュースについて

「「損取り戻せる」と勧誘、投資詐欺繰り返し被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

架空の投資話を持ちかけて現金を詐取したとして、大阪府警が今年摘発したグループの被害者約20人全員が、過去に別の投資トラブルに遭っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。いずれも「損を取り戻せる」と勧誘され、府警は、グループの関係先から、今回の被害者を含む約3000人分のリストを押収。被害者が再びだまされる「二次被害」が全国で相次ぐ中、警察庁は昨年、新たな詐欺の手口として「被害回復型」を設けて対策を急いでおり、府警は、グループと被害の実態解明を進めている。府警が今年2月以降に逮捕したのは、大阪府吹田市の警備会社社長・尾西鉄也被告(39)(起訴)ら11人。捜査関係者によると、主な手口は、投資会社や投資仲介会社を名乗って電話し、「以前の投資の損失を回復できる」などと促すもので、被害者を装って「私も損を回収できた」とうその成功談を話す人物が電話口に登場するケースもある。府警はこれまでに東京、大阪、愛知など9都府県の高齢者ら約20人、計約2億6000万円の被害を裏付けた。府警は、グループが出入りしているとの情報を得て今年2月、大阪市内のビルの一室を捜索し、押収したパソコン内から、詐欺に使われたとみられる会社名などで分類された数十種類のファイルを発見。この中には、今回の被害者約20人の氏名や住所、電話番号、過去の投資額などが記載されていた。メンバーの一人は「名簿屋から買った」と供述したといい、府警は入手先を含めて捜査している。二次被害を巡っては近年、投資などの被害回復に関する手口が急増し、警察庁が新設した「被害回復型」は、昨年1年間に269件(被害額は未集計)あった。今年もほぼ同じペースで推移しており、上半期に確認された被害は123件、計約8億5800万円に上る。こうした被害では、過去の巨額詐欺事件が悪用されることも多く、消費者庁は3月、エビ養殖事業を装った「ワールドオーシャンファーム」(破産)や、円天と呼ばれる疑似通貨を使った「L&G」(同)の元出資者に、被害回復を持ち掛ける電話をかけていた業者名を公表。投資などの顧客データはインターネットで売買されているとみられるが、事実上、法規制の対象外で、また、二次被害についても、オレオレ詐欺などと同様に携帯電話を多用することから、犯行を主導する容疑者の特定や摘発がなかなか進まないのが現状だ。国民生活センターに寄せられた同種の相談も、統計がある2008年度以降、1万件超でほぼ横ばいが続き、被害者名簿が出回っている可能性が高い。勧誘電話では、警察や弁護士会と関係があると装って信頼させようとするケースもあり、同センターは「被害救済をかたるのは詐欺と思って信用しないでほしい」とする。

ソース元:http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131110-OYO1T00252.htm

++引用ここまで++


株式投資で相場の上下で両方損を出してしまった時に
「往復ビンタ」なんて言うそうですね…。

今回の詐欺被害はまさに詐欺の往復ビンタです。



投資詐欺で被害にあったカモたちのリストを元に
損を取り戻せると近付いて二重に金をせしめるというケースです。

もっともらしく、最近流行った手口のように書かれていますが
そうでもないみたいです、詐欺の常套手段らしいです。

これは以前に私が弁護士の先生からアドバイスを受けたことですから
もう何年も前のことですが、同じようなことに気をつけるよう教えてくれました。


このニュースでは複数の詐欺グループと、
名簿屋なる組織が関係しているようなことを書いていますが
そこまで複雑なものなのかと思ってしまいます。


ただ単に詐欺師は取れるカモから取れるだけ金を取る


ただそれだけの話です。
1回騙せたら2回目に騙すのは簡単です。
そして3回、4回と騙していくうちに洗脳状態にさえできるので
その後はカモが勝手に家族から孤立して
詐欺師の言いなりになってお金をどんどん出し始めます。


これは私の家族が実際にそうなりましたから経験済みの話として書いています。
決して想像や妄想で書いているわけではありませんのでご注意ください。


「馬券情報で現金600万円詐欺」のニュースについて

「馬券情報で現金600万円詐欺」
のニュースについて



++引用ここから++

競馬の当たり馬券を教えると言って岐阜県可児市の女性(55)から現金約600万円をだまし取ったとして、可児署は11日、詐欺の疑いで、横浜市金沢区の会社員松長聡容疑者(30)を逮捕した。可児署によると、松長容疑者は「頼まれて金を引き出したが、だましていない」と供述。金の引き出し役で、他に関与した人物がいるとみて調べている。女性には、実在する競馬情報サイトの運営会社を名乗って勧誘の電話があったという。逮捕容疑は2010年8月、女性に競馬情報料名目で計約600万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑い。金は東京都新宿区の現金自動預払機(ATM)から引き出されていた。女性は「レースの1~3位が決めてあり、必ず当たる」「1万円賭ければ1000万円になる」などと電話で持ち掛けられ、計9回、計約2230万円を振り込んでいた。これとは別に、11年3月に「競馬詐欺の被害金が返ってくる」と誘われて計約98万5000円を支払っており、関連を調べる。

ソース元:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20131111-1217061.html

++引用ここまで++



当たり馬券情報詐欺の詐欺師が逮捕されました。
詐欺師というよりは金の引き出し役のようです。
完全にチームであることは間違いないでしょう。

以前のロト6詐欺でも書きましたが再度書いておきます。


ギャンブルで必ず勝てる、儲かるといった情報は
絶対に、100%ありえません。断言します。



今回の詐欺事件でも1万円が1000万円になるといっています。
なぜ、こんなにすごい情報を持っているなら自分でやらないんでしょうか?

この話が本当なら、まずは銀行などの金融機関に行って
借りれるだけお金を借りて自分で賭ければいいと思いませんか?


私が小心者なのかもしれませんが
こんな情報を知ってしまったら、怖くて仕方ないです。

身内にすら人間関係が壊れそうで話すのも躊躇しますし、
ましてや見ず知らずの人に儲かる儲かると電話を掛けまくるなんて
絶対に考えられないことです。


もちろん、ギャンブルをするのが悪いと言うのではないです。

現に、ロト6予想ソフトだとか、勝ち馬予想アプリだとか
そういうのを使ってギャンブルを楽しむのはいいでしょう。

自分のお金で娯楽を楽しむのですから誰もとめることはできません。


しかし、絶対儲かるといって法外なお金を請求してくるのは
間違いなく詐欺です。話を聞いてはいけません。


さらにこの詐欺師たちはこうして騙したカモに
再び被害金が帰ってくるとさらに詐欺をしたこと。

お金を取れるカモからは取れるだけ取る。
これが詐欺師の実態です。

「詐欺未遂容疑で男逮捕 宇都宮中央署」のニュースについて

「詐欺未遂容疑で男逮捕 宇都宮中央署」
のニュースについて



++引用ここから++

宇都宮中央署は11日、詐欺未遂の疑いで、自称神奈川県相模原市中央区上溝7丁目、会社員増子直也容疑者(36)を逮捕した。逮捕容疑は、証券会社や不動産取引会社を名乗る氏名不詳者らと共謀し、11月初旬ごろ、宇都宮市内の無職女性(84)方に数回にわたって電話をかけ、カンボジアやミャンマーでのうその投資話を持ちかけたが、同月11日、女性宅で現金200万円を受け取ろうとした際、警察官に逮捕されたため、目的を遂げなかった疑い。同署によると、容疑を否認しているという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131112/1411573

++引用ここまで++


何日か前にカンボジア農地詐欺の裁判のニュースがありましたが
今回の逮捕された男もグループだったのかが気になることろです。


詐欺師は効率よくカモからお金を取れたらそれでいいので
成功したネタは使いまわすことが多いです。


振り込み詐欺もそうです。
社債詐欺も最近流行ってますね。

そしてATMだと足がつくので現金受け渡しに変わる。

このように騙しやすいネタを使いまわしつつ
アレンジしていくのも特徴ですね。


さらにはこれが一巡したら、次は逆の手です。

以前に詐欺でカモにできた人物をリスト化し
「一緒に協力してお金を取り戻しましょう!」
などと始めるわけです。

人の心が少しでもあったらできることではないはずですが
平気でやってのけるのが詐欺師です。


ちなみに、これも「未遂」です。
詐欺に未遂も何もないですよ。
詐欺は詐欺です。

「ダイヤ購入詐欺で女性650万円被害 四国中央」のニュースについて

「ダイヤ購入詐欺で女性650万円被害
 四国中央」のニュースについて



++引用ここから++

ダイヤモンド購入名目で計650万円をだまし取られたとして愛媛県四国中央市の60代の無職女性が11日、四国中央署に被害届を出した。同署が特殊詐欺容疑事件として捜査している。同署によると、7月下旬、女性宅に男性から「ある会社からパンフレットが届いたら連絡がほしい」と電話があった。数日後、ダイヤ購入を案内するパンフレットが届いたため男性に連絡すると、パンフレットを受け取った人しか買えないとして代理購入を頼まれ、承諾。その後、電話でダイヤを注文した。男性に「お金ができるまで代金を立て替えてほしい」と頼まれ、8月上旬~9月下旬に計3回、現金計650万円を東京の会社にレターパックで送金した。男性と連絡が取れなくなり、11月11日に同署に相談した。

ソース元:http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131112/news20131112705.html

++引用ここまで++


ダイヤ購入詐欺の被害です。

ダイヤでも何でもいいのですがここでポイントは
被害者にちょっとしたラッキーな気持ちにさせていること。


「受け取った人しか買えない」というパンフレットがあることを知らされ
実際に後日それが届きます。

そしてそれを代理購入したいといわれる。


自分がラッキーで得した気分になるはずです。
舞い上がってるときも、冷静ではないんですよね。

詐欺師はとにかく焦らせると書いてきましたが
このように舞い上がらせるのも結果的には冷静さを失わせて
詐欺師のペースに巻き込む手口です。

「振り込め詐欺に劇薬を 門真署員ら15日に旗揚げ公演 大阪」のニュースについて

「振り込め詐欺に劇薬を
 門真署員ら15日に旗揚げ公演
  大阪」のニュースについて



++引用ここから++

同署の従来の振り込め詐欺対策は、署員が住民に紙などを配って解説する“講義スタイル”が中心だったが、演劇の手法を取り入れ分かりやすく訴えようと、劇団を結成した。岸信夫署長を団長とする「劇団KISHI」で、10月中旬に誕生。地域課や生活安全課、直轄警察隊などの署員が選抜され、平日の勤務終了後や非番の土日曜日に練習を重ねている。劇は、振り込め詐欺のうち、自治体職員などを装う「還付金詐欺編」と、「オレオレ詐欺編」の2編で構成し1編15分。還付金詐欺編では、市職員を名乗る犯人グループが主婦に電話をかけ「昨年度の医療費が払い戻される」と言葉巧みに現金自動預払機(ATM)に誘導。主婦にATMでキャッシュカードを使わせ、へそくりの約100万円をだまし取る内容だ。終了後には進行役の署員が劇中の手口を解説し、防犯のポイントも紹介する。ただ、深刻な被害内容を扱う一方で、笑いの場面は随所にあり、犯人が還付金詐欺を「パンプキン詐欺」と言い間違えたり、いすから転げ落ちたりと、観客を飽きさせない工夫をちりばめた。また、ATMや犯行に使われるタブレット端末などの小道具はすべて署員の手作り。門真市内で実際に起きた振り込め詐欺事件をもとに、刑事課員が脚本を手がけた。副団長を務める森崎英志生活安全課長は「目標は振り込め詐欺の被害をなくすこと。署員の熱演に注目してほしい」と話している。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/region/news/131113/osk13111302020003-n1.htm

++引用ここまで++


詐欺犯罪の未然防止ということで
大阪の門真署が15日に劇を披露するとのことです。


いろいろやってくれるのは嬉しいのですが
実際に詐欺にあってまったく相手にしてくれなかった
私が見るとちょっともどかしい気分になってしまいますね。

大阪が被害ワースト1となってしまった還付金詐欺、
そして陳腐化したオレオレ詐欺を劇にしたそうです。


目標は振り込め詐欺の被害を無くすことだそうですが
おそらく、そろそろこの手口の詐欺はなくなるでしょう。



しかし残念ながらこれは警察がすごいというよりは
金融機関窓口での職員の声かけが功を奏しただけのような気がします。

そして実際ATM経由で詐欺師がカモからお金を巻き上げるのは
効率が落ちてきていますし、口座情報の問題などからも
直接現金受け渡しにシフトしてきています。

ここまでわかってたら、今さら振り込め詐欺なんてやらないでしょう。

「「未公開株の購入」詐欺未遂容疑で、男逮捕」のニュースについて

「「未公開株の購入」詐欺未遂容疑で、男逮捕」のニュースについて


++引用ここから++

実在しない未公開株の購入の話を持ちかけ、現金をだまし取ろうとした男が12日、詐欺未遂容疑で逮捕された。逮捕されたのは自称、東京都新宿区の無職・伊藤信弘容疑者(28)。警察によると、先月下旬、名古屋市天白区に住む70代の男性の自宅に「ある会社の未公開株を買いたい人がいる。あなたの名義を」と電話があり、これを信じた男性が現金300万を用意した。しかし、男性の家族が不審に思い警察に相談。12日午後2時ごろ、男性宅を訪れ現金をだまし取ろうとした伊藤容疑者が、警戒中の警察官に現行犯逮捕された。伊藤容疑者は「組織の人間から大丈夫と言われ、詐欺ではないと思っていた」と、容疑を否認している。警察では、伊藤容疑者に指示をしていた詐欺組織などについても捜査する方針。

ソース元:http://news24.jp/nnn/news86216418.html

++引用ここまで++


愛知県で未公開株詐欺の詐欺師が逮捕されました。

手口は明らかにマニュアルどおりですね。

直接儲かるから買ってくださいでは通用しなくなってきたので
株を買いたい人がいるからあなたの名義を借りたいと
ワンクッションおいているのがポイントです。

ですが結局はお金を巻き上げることしか頭にないのですが。


しかし、「詐欺未遂」っておかしいですよね。
詐欺は詐欺です。



人を騙して、嘘をつきまくって他人からお金を巻き上げることに
未遂も何もないと思います。

麻薬・覚せい剤取締法や銃刀法みたいに
詐欺をはたらこうとした時点で重罪にしたほうがいいと思います。

「父さん助けて詐欺…66歳男性が900万円被害」のニュースについて

「父さん助けて詐欺…66歳男性が900万円被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

発表によると、今月11~12日、同居する会社員の長男(35)を装った男から「株で大負けして会社の金に手をつけた。900万円を何とかしてほしい」などと男性の自宅や携帯電話に助けを求める電話があった。男性は12日午後、同市北区の郵便局で金を下ろし、長男の同僚を名乗る男に手渡した。長男が帰宅して被害が発覚した。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131113-OYT1T00482.htm

++引用ここまで++


詐欺の手口自体はすでに陳腐化しているのですが
一種の完成形ともいえるのか、この手口はまだまだ起きそうですね。

まずは導入部分として緊急の用事で息子をはじめ
自分の子供や身内を名乗って連絡をしてきます。

緊急の要件なのですから聞いた本人は焦るのは当然。
ここで詐欺師はどんどんまくし立てて冷静さを奪い
どんどん詐欺師のペースに持っていこうとします。


まずはここです。
ここで必ず本人確認を。



有無を言わさずすぐに電話を切るのがいいでしょう。

そのまま話を聞いていると携帯は忘れてきてしまったとか
友人に電話を借りているとかウソを並べてきますから
この時点で話を聞き続けてはいけません。

そしてこちらからすぐに本人に連絡をします。
これでほとんどのケースは大丈夫なはずです。


本人に連絡をして用件が本当であることが確認できたなら
そこから対処をしていけばいいのですから。


詐欺師が使う「緊急」には実は欠陥があります。


本来、人は1秒さえ惜しいくらい緊急の出来事が起きると
人を頼るときは絶対に言うことを聞きます。

なぜなら、どうしても助けて欲しいからです。


ですが詐欺師はそれをしません。
何とか緊急という名の下自分のペースに巻き込んで
カモからお金が欲しいだけなのですから。

「ロト6当選情報名目、210万円詐欺被害 小山」のニュースについて

「ロト6当選情報名目、210万円詐欺被害
 小山」のニュースについて



++引用ここから++

13日、小山市の無職女性(72)からロト6当選情報名目で現金210万円をだまし取られたと警察に届け出があった。小山署は特殊詐欺事件として捜査している。

同署によると、10月14日から同月25日までの間、女性宅にロト6の情報提供会社の役員を名乗る男から「ロト6の予想を1年間無料で試してやることができます」「ロト6の会員になりませんか。保証料を出せは2等が当たります」「当選番号を後日教えます」などと電話があった。これを信じた女性は同月21日に指定された銀行口座に保証料として現金10万円を振り込み、さらに同月25日に指定された喫茶店に現れた男に現金200万円を手渡したという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131113/1412626

++引用ここまで++


少し前にロト6詐欺の被害が栃木県警那須塩原署に届けられたようですが
今回も同じ栃木県の小山署に届けがあったようです。


手口は似ているような似ていないような…
でも少し手を加えて改良しているようにも思えます。
同じチームの詐欺師かもしれませんね。

このあたりは詳しくはよくわかりませんが
前回と違うのは最初はお金を振り込ませた後
2回目は現金手渡しで一気に200万を巻き上げたこと。

振込みは途中で被害者に勘付かれたり冷静になられたりして
お金を取りにくくなっているのでこのように現金で取るのが
ある意味詐欺師での流行りみたいになっています。

見ず知らずの人間に現金を渡す必要はありません。
相手のペースに巻き込まれないように気をつけてください。

2013年11月7日木曜日

「カンボジア農地購入かたる詐欺認定 東京地裁、賠償命令」のニュースについて

「カンボジア農地購入かたる詐欺認定
 東京地裁、賠償命令」のニュースについて



++引用ここから++

カンボジアの農地の購入を名目にお金をだまし取られたとして、東京都内の女性(70)が、販売代理業者(渋谷区)側に損害賠償を求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。剱持(けんもつ)淳子裁判官は、業者による勧誘を「組織的な詐欺行為」と認定。請求のほぼ全額にあたる約510万円の支払いを業者側に命じた。この業者らが関与するカンボジアの不動産取引をめぐっては、都内の弁護士らが被害弁護団を結成。高齢者を中心に83件、計15億円の被害相談が寄せられているという。弁護団は18件の訴訟(請求総額約2億6千万円)を起こしており、今回が最初の判決となった。判決によると昨年5月、販売代理業者からカンボジアの農地購入を勧めるパンフレットが女性に届いた。同時期に「オカダ」と名乗る男から女性に「カンボジアの農地を購入したら高く買い取る」と転売を持ちかける電話もかかってきた。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/TKY201311060367.html

++引用ここまで++


大型詐欺の賠償命令が出たようですね。
といっても、お金が戻るかどうかは別ですが…



実はニュースを見るまでこの詐欺のことは知りませんでしたが
やはりプロの詐欺師特有の手口がいろいろ見えてきます。


まず、カンボジア農地というのがポイントですね。
「情報の裏取りをしにくい大きなウソ」です。



つまり、少しでもカモが興味を持てばあとはやりたい放題なんですね。

そこへグループの別の詐欺師が買った農地を高く買います
などと言いくるめていくのですから被害者はやられっぱなしです。

たぶん最初の1~2回はあえて得をさせているかもしれません。
そしてそこから血も涙もない詐欺師の搾取が始まるわけです。

15億もの被害が寄せられていると言うことは
そうとう大型の詐欺だったようですね。

それでも訴訟されたのはたった2億…
みんなあきらめてしまったんでしょうか。


しかし詐欺師は完膚なきまで叩き潰さないとまた詐欺をやります。

以前このブログで取り上げた医療債詐欺も
どうやら元々詐欺師のようでしたし。

この犯人も70ですから、
もう一度くらい大型詐欺ができます。

詐欺師を厳罰にできる法律ができないものかと切に望みます。

「社債販売詐欺で80歳男性が1200万円を奪われる」のニュースについて

「社債販売詐欺で80歳男性が1200万円を奪われる」
 のニュースについて



++引用ここから++

社債の販売と偽って、岐阜県御嵩町の80歳の男性から現金1200万円を騙し取ったとして、22歳で無職の男が逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは、栃木県宇都宮市の相田陽平容疑者です。相田容疑者は、5月から7月に渡り、太陽光発電パネルの製造会社の社債を販売するなどと偽り、御嵩町に住む80歳の男性から合計1200万円を騙し取った疑いです。相田容疑者は、同様の手口による詐欺未遂事件で茨城県警に逮捕、起訴されていました。調べに対し、相田容疑者は容疑を否認しているということです。

ソース元:http://www.nagoyatv.com/news/?id=4490001

++引用ここまで++


社債販売の詐欺師が逮捕されました。

めでたいことではありますが、
22歳とやけに若いのが気になりますね。

トカゲの尻尾きりのように、
後ろに詐欺師集団がいなければいいんですが。


ちなみに社債販売という手口の詐欺は
震災以降急激に増えたような気がします。



詐欺というのは、人々の感情や意識を利用するものですから
時代の流れに沿って、時代背景に合わせて手口を細かく変えてきます。

震災で多くの人の命が奪われ
命が奪われなくとも健康や財産を失った方が大勢います。

そんな光景を目の当たりにして
助け合いの意識が再注目されました。


こういう時にピッタリなのが社債販売詐欺です。


儲かる、得するという本能をくすぐれる一方で
人のためになる、世の中のためになる
という部分にもアピールできるわけです。

今回の詐欺も太陽光発電を謳っていますね。

原発への疑問を持つ人が増えていますから
太陽光発電を選んだのでしょう。


詐欺師が巻き上げたお金が今どこにあるのかが
一番気になるところですね。

「遊興費に…」と言わせる前に間に合えばいいのですが。

「振り込め詐欺 未然防止に感謝状 戸塚警察署」のニュースについて

「振り込め詐欺 未然防止に感謝状
 戸塚警察署」のニュースについて



++引用ここから++

戸塚警察署(長塚二郎署長)は10月30日、振り込め詐欺被害を未然に防止したとして横浜銀行東戸塚駅前支店を表彰した。

ソース元:http://www.townnews.co.jp/0108/2013/11/07/211431.html

++引用ここまで++


未然防止の表彰のニュースです。

最近このニュースが多いのは、
キャンペーンか何か打ってるんでしょうか。

ともあれ、ありがたいことですね。

振り込め詐欺が増えているようですが
一方でこうして頑張っている方々もいますから。

2013年11月6日水曜日

「特殊詐欺で650万円だまし取る 容疑の5人再逮捕、県警」のニュースについて

「特殊詐欺で650万円だまし取る
 容疑の5人再逮捕、県警」
  のニュースについて



++引用ここから++

県警捜査2課と宇都宮中央署は6日、詐欺の疑いで28歳から20歳までの男5人を再逮捕した。県警によると、5人は容疑を否認している。逮捕されたのは、自称東京都江東区森下2丁目、無職小林義文(28)といずれも住所不定、無職の江戸川区出身、笹山優作(21)、名古屋市出身、浅野雄大(21)、東京都中央区出身、中根崚太(20)、東京都出身、栗本翼(28)の5容疑者。逮捕容疑は、岩手県花巻市の農業男性=当時(61)=方に、架空の医療機器販売会社の信託定期権の投資を勧誘する書類を送りつけ、8月28日から9月19日の間、証券会社の社員や証券取引委員会の職員を装うなどして、宇都宮市内の事務所から男性方に電話し、計650万円をだまし取った疑い。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131106/1405345

++引用ここまで++


詐欺容疑で5人が再逮捕されたとのことです。

ニュースを読んだ限りでは被害者については一人しか書かれていませんし
被害額もこの方の650万円だけです。

だけ、とはいえもちろん多額の被害ではありますが
警察がたったひとりの被害者のために動くとは考えにくいなと
思わず勘繰ってしまいます。


もっと大きな被害を受けた方が出てきたのか
逮捕しやすい証拠があったのか…

被害者の方は何はともあれ、
ひとまずは安心されたことでしょう。


私の家族が詐欺に遭ったときも
これくらい警察が迅速に動いてくれたら…



お金は戻ってくるかどうかは別として
少しうらやましくなってしまうニュースでした。

「あなたも知られているかも 押収名簿に125万人分情報」のニュースについて

「あなたも知られているかも
 押収名簿に125万人分情報」
  のニュースについて



++引用ここから++

全国のオレオレ詐欺や投資詐欺などの犯人グループから押収された名簿に、延べ125万8千人分(2011年以降)の個人情報が載っていることが、警察への取材でわかった。名簿は使い回されている可能性があり、警察が掲載者一人一人に警告を続けている。データは、警察庁が12年度から集約を始めた。11年以降の押収名簿の一部をデータベース化し、都道府県警に伝えている。「株取引経験者」「大手企業退職者」「訪問販売」「セレブ婦人」――。名簿のタイトルの一例だ。各地で同形式の名簿が見つかっており、複数のグループ間に出回っているらしい。「若い」「入院中」などという書き込みもあり、電話した時のメモとみられる。大阪府警が今年11人を逮捕した架空投資詐欺事件では、犯人の拠点から詐欺被害者ら3千人分や学校の名簿など、50種類以上が押収された。名簿を元に電話をかけ、約15人から約2億6千万円を詐取したという。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/OSK201311050019.html

++引用ここまで++


詐欺師のカモリストはやっぱり存在したようです。
その数なんと125万人分ですから呆れたものです。


どうやら詐欺師のイメージは、
単発で人を騙してお金を巻き上げて逃げる

そんな感じみたいですが
実際のところは正反対です。


多くの場合、比較的少額なお金を
何年、何十年と絞り続けるほうがずっと多いのです。

なのでこういうカモリストがあると
詐欺師にとってはとてもやりやすいのです。

また騙し続けることで、半ばカモを洗脳状態にすることさえ可能です。

こうなると、まさにやりたい放題でしばらく詐欺師はこの獲物で
食いつなげると言うことです。


警察が掲載者ひとりひとりに警告を続けているとありますが
これも十分に注意してやって欲しいですけどね…

詐欺師がこれに付け込んで
「警察ですが名簿が見つかりまして…」
なんてネタにしないように気をつけて欲しいです。


「宝くじ「ロト6」詐欺で300万被害」のニュースについて

「宝くじ「ロト6」詐欺で300万被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

栃木県警那須塩原署は5日、那須塩原市の会社員の男性(64)が数字選択式宝くじ「ロト6」の当せん番号を教えると持ち掛けられ、計約316万円をだまし取られたと明らかにした。同署によると、8月中旬、男性の携帯電話にロト6提携会社社員を名乗る男から「2等の当せん番号を入手できる」などと電話があった。男性は情報料として、指定された口座に10回にわたり現金を振り込んだ。教えられた番号が当せん番号と異なっており、連絡が取れなくなったため詐欺被害に気がついた。

ソース元:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20131105-1214143.html

++引用ここまで++


ロト6絡みの詐欺被害のニュースですね。

10回で300万ですから、
1回当たり30万の情報料ということでしょうか。


おそらく詐欺師の語りが巧妙だったり
急かしたり焦らしたりして騙したのは間違いないと思いますが

ギャンブルなどに関してはそもそもうまい話はありません。
存在しません。残念ながら。

今回のケースでは2等の当選番号が分かるとのことですが


もし、あなたがロト6の2等が分かる人だったとしましょう。

だとしたら、自分自身で毎回全財産をロト6につぎ込めば
倍々ゲームであなたは大金持ちになれます。



そんなすごい話を、わざわざ見ず知らずの人に電話をかけて
他人に教えまくるなんてしますでしょうか。

むしろそんな話をむやみに他人に話すのが
怖くなる人さえいるんじゃないでしょうか。

詐欺師の語りに乗せられることなく
この根本的な部分を覚えておけば騙されることはないと思います。

「振り込め詐欺未然防止 銀行係長らに感謝状」のニュースについて

「振り込め詐欺未然防止
銀行係長らに感謝状」のニュースについて



++引用ここから++

高梁地区金融機関防犯協議会と高梁署は5日、振り込め詐欺被害の拡大を防いだ高梁市のトマト銀行高梁支店と同行係長、窓口に感謝状を贈った。同署などによると、山形さんと小豆澤さんは10月24日、前日に窓口で18万円を振り込んだ市内の男性(77)が同じ口座に20万円を振り込もうとしているのに気づいた。通常は漢字表記の受取人名が片仮名で、男性が「競馬情報料として今日中に20万円払わないと300万円の違約金が必要」と話したため、振り込め詐欺と確信。同署に通報した。同支店では23日に詐欺防止の訓練をしたばかり。内藤宏志支店長は「被害の拡大を防げて良かった。今後も不審な事案には積極的に声を掛けていきたい」と話し、村松勲署長は「詐欺集団は手を替え、品を替えて高齢者を狙ってくる。振り込みを求められた時は慎重に判断し、家族や知人に相談してほしい」と注意を呼びかけた。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20131105-OYT8T01539.htm

++引用ここまで++


こちらも詐欺被害を未然に防いだ銀行員さんたちに
感謝状が贈られたというニュースです。


ニュースを読んでみると前日に詐欺防止の訓練をしたばかりという
詐欺師にとっては痛快なほど運の悪い出来事だったようです。

水際作戦のように、こうして窓口で詐欺被害が食い留まるニュースをみると
とても嬉しい気持ちになります。

「レターパック悪用詐欺 被害未然防止の郵便局員表彰」のニュースについて

「レターパック悪用詐欺
被害未然防止の郵便局員表彰」
のニュースについて



++引用ここから++

金融機関の現金自動預払機(ATM)を使った振り込め詐欺への警戒が続く中、一定のサイズや重さ以下の物を入れてポストに投函(とうかん)できるレターパックを悪用した振り込め詐欺未遂事件が10月に伊予市などで発生。異変に気付いた郵便局職員らが連携し、被害を防いだ。伊予署は「おかしいと感じたら家族や警察に相談を」と呼び掛けている。 伊予署が5日に感謝状を贈呈した。同署などによると、10月17日昼ごろ、同郵便局で、市内の女性(81)が複数のレターパックを購入しようとしたのに尾崎さんが気付いた。「現金を入れて弁護士に送る」と話したことから詐欺被害を疑い、思いとどまるよう説得した。

ソース元:http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131106/news20131106627.html

++引用ここまで++


詐欺被害を未然に防いでくれると言うのは
非常にありがたいことです。


詐欺はやられ損、やり得という
どう考えてもおかしい状況となっているのが日本です。


ちなみにATMを介して詐欺でお金を巻き上げる方法は
最近警戒されだしていますので、
今回のようなレターパックを使った方法がでてきました。

あとはクロネコヤマトなどの宅急便で配送所留めで現金を送らせて
詐欺師がそれを受け取るといった方法もあるようですので
こちらも併せて警戒してください。

ちなみに、上記2つだけ警戒してください、という意味ではありません。

マニュアルどおりに同じことしかしない詐欺師もいますし
悪知恵の働く詐欺師なら少しアレンジを加えることもあるので
これらによく似た手法でお金を送らせる方法にももちろん注意です。


ともあれ、詐欺を未然に防いだ上記郵便局員さんには
私からも感謝したいくらいです。

金融機関、運送会社の窓口に立つ人たちには
ぜひとも詐欺被害防止の知識を持っていただきたいです。

「「財閥の娘」詐欺:被告を最終送検 県警捜査終結 /兵庫」のニュースについて

「「財閥の娘」詐欺:被告を最終送検
県警捜査終結 /兵庫」のニュースについて



++引用ここから++

「三井財閥の娘」を詐称して現金を集めた詐欺事件で、県警生活経済課は5日、島根県浜田市、無職、新井(にい)紀代美被告(65)=公判中=を神戸地検姫路支部に最終送検し、捜査を終えたと発表した。今年3月までの10年間で、姫路市の主婦ら11人の被害計1億3440万円(起訴分8115万円を含む)を裏付けた。同課によると、新井被告は46人から4億1659万円を預かり、約2億3000万円は配当として返還していた。実害は約1億8000万円とみているが、金銭の受け渡しを記録したメモなどから裏付けられた1億3440万円分を送検した。集めた金はパチンコ代や消費者金融の返済にあてたという。新井被告は周囲に「金が有り余っている」「軽井沢に別荘がある」などと吹聴して資産家を演じ「現金を預けてくれればボランティアで利息をつけて返す」と持ちかけていた。

ソース元:http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20131106ddlk28040328000c.html

++引用ここまで++


10年間で46人から約4億円を騙し取った大型の詐欺です。

しかし、これも単純に割り算していくだけで
見えてくる数字があります。

わかりやすく40人で4億として一人当たりの被害額は約1000万円。
これを10年かけて巻き上げたわけですから年間は約100万円。
つまり月額あたりにすると10万円にも満たない少額というのもポイントです。

警察は詐欺だといっても民事不介入だなんだと
なかなか動いてくれないケースがあるので、
こうして時間がかかるほどに被害額は増えてしまいます。

ですが、一人当たりの被害額は、
詐欺師がカモの懐を見ながら少しずつ取っていきます。

また、巻き上げた金の一部を時々配当と言う名目で
被害者に戻していたのも信頼を得る手口のひとつです。

詐欺師は人を騙すのが仕事ですから
出来るだけ長期間、カモからお金を取りたいためです。

別に良心が残っているとかそういう意味ではありませんし
良心がある人に詐欺師なんて仕事はできませんので
この部分は絶対に勘違いしないで下さい。

心無く、淡々と、カモから金を取る。
これが詐欺師の仕事です。

三井財閥の娘と名乗っていたようですが
このあたりは被害者の誰かが裏取りできなかったんでしょうか。

財閥は大昔に解体されていますから
裏取りできない大きなウソをつきまくっていたのかもしれませんね。

この大きなウソもプロ詐欺師の手口です。

すぐに確認できないような途方もないウソも
巧妙に混ぜ込むことで大きな信頼を得ることができます。

現に、被害者46人は一時的とはいえ騙されたわけですから。


最後に…
巻き上げたお金はパチンコ代に消えたとありますが…

これはウソです。他人名義で隠しています。



多額の詐欺に限って、お金が遊興費に消えるのって
おかしいと感じたことはありませんか?

詐欺師にとって騙したお金は生活費です。
そんなわけないので注意してください。

公判中とのことですが警察は捜査を終えたとしています。
残念ながらお金は戻らないと考えたほうがよさそうです。

「還付金名目で43万円詐欺 小山」のニュースについて

「還付金名目で43万円詐欺 小山」
 のニュースについて



++引用ここから++

6日、小山市の無職女性(83)から還付金名目で43万1504円をだまし取られたと警察に届け出があった。小山署は特殊詐欺事件として捜査している。同署によると、5日午前10時半ごろ、女性宅に社会福祉事務所や栃木税務署の職員を名乗る男たちから「医療費の還付金があります」「過払い金の支払期日を過ぎるとお金を支払うことができません。今すぐキャッシュカードと通帳を持ってATMへ行ってください」などと電話があった。女性はこれを信じ、同市内のスーパーで、携帯電話で相手の指示を受けながらATMを操作し、相手の口座に現金を送金したという。

ソース元:http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20131106/1405341

++引用ここまで++


還付金詐欺はずいぶん下火になったと思っていましたが
やはり、まだまだ被害はあるようですね。


最近は特に、詐欺師はグループで動き
冷静にさせずに焦らせたままの状態で一気にお金を巻き上げます。
劇場型と呼ばれることもあるようです。

還付金詐欺はお年寄りの女性を狙うことがほとんどで
手口は陳腐化しています。

この被害でもATMを使わせていますので。

ですが電話を切らせずにそのまま指示通りATMを操作させるというのは
用意周到でたちが悪い部分です。


お金が絡む急用の場合は、相手の言葉だけを信用せず
一旦電話を切って情報を裏取りする。

これが徹底できればいいんでしょうが
なかなか高齢者だと難しいかもしれません。

電話の近くにすぐにネット検索できるように
PCを置いておけば完璧かもしれませんが
今度はPCの操作がネックになります…。

うまく高齢者を守ってあげる方法はないのかと
こういうニュースを見ると思ってしまいます。

「58泊分支払わず 詐欺容疑の女逮捕」のニュースについて

「58泊分支払わず 詐欺容疑の女逮捕」
 のニュースについて



++引用ここから++

倉吉市内のビジネスホテルで、58泊分の宿泊代金を支払わずに逃走したとして41歳の女が詐欺の疑いで逮捕された。逮捕されたのは、鳥取市の無職、横尾あずさ容疑者(41)で、警察によると、倉吉市内のビジネスホテルに去年7月14日から9月10日までの58日間、従業員を信用させて宿泊を続け、宿泊代金41万5200円を支払わずに逃走した疑いが持たれている。横尾容疑者は容疑を認めているという。

ソース元:http://news24.jp/nnn/news8754042.html

++引用ここまで++


ビジネスホテルでお金を払わず58日滞在…

従業員を信用させて宿泊を続けたとありますが
どのように信用させたのかは気になるところです。

あたかも仕事が出来そうな身なりで現れて
滞在終了後に小切手で払うと言ったとか…?

あくまで想像ですがそんな感じでしょうか。

以前も書きましたが
人間はイメージしやすい外見に弱いですから。


ですが途中で逃げたということはプロの詐欺師ではないでしょう。

警察に逮捕されて、容疑を認めていることからも
いずれお金は戻ってくるような気がします。

プロだと絶対に戻りませんが
どうも素人臭いので大丈夫ではないかと思います。

2013年11月4日月曜日

「振り込め詐欺などが過去最悪 今年は9月までに約340億円の被害」のニュースについて

「振り込め詐欺などが過去最悪
 今年は9月までに約340億円の被害」
  のニュースについて



++引用ここから++

警察庁は1日、今年1~9月までに発生した振り込め詐欺などの「特殊詐欺」の認知件数は8503件となり、実質的な被害総額は約340億円に達したと発表した。

ソース元:http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/5/3586.html

++引用ここまで++


過去最悪…これはおそらく毎年のニュースになりそうです。


よく詐欺被害のニュースで聞いたことがあるはずです。
「騙し取った金は遊興費に使った」と。

そんなわけないです。
あなたは働いて得た給料を全て遊びに使いますか?

詐欺師は人を騙すことが仕事なんです。

そこには良心も何もなく、淡々と簡単に騙せるカモを探し
粛々とカモから金を、継続的に巻き上げる「仕事」なのです。


詐欺師にとってはこれが収入源なのですから
遊んで使うわけがありません。


遊興費に使ったといいつつ、
巻き上げた金は別の場所に…。



何度か過去の記事でも書きましたが
たとえ裁判で詐欺師を相手に全面勝利したとしても
差し押さえできるのは詐欺師本人の財産のみ。

別名義に金を逃がされていたら
何の手立てもできないのが日本なのです。

私が相談した弁護士の先生が教えてくれたことです。
私が詐欺師を心の底から憎んでいるのもこれがひとつの理由です。


本人を騙して、その周りの家族や身内の人間関係をもめちゃくちゃにして
それでものうのうと生き続ける詐欺師が許せないというのも
多少はお分かりいただけるのではないかと思います。

詐欺被害を減らすには厳罰を科すか
日本という国に住む人々の「善」の心をしっかり教育するか

どちらかだと思います。

両方やってくれたらいいんですが
なかなか難しいでしょう…。

「通信傍受、振り込め詐欺にも 警察が法改正求める 」のニュースについて

「通信傍受、振り込め詐欺にも
 警察が法改正求める 」のニュースについて



++引用ここから++

薬物や銃器犯罪などの捜査で認められている電話などの通信傍受を、振り込め詐欺にも拡大する法改正を警察側が求めている。被害撲滅への期待から法制審議会(法相の諮問機関)でも容認する方向で議論が進む。ただ、通信事業者の立ち会いをなくすことなどには「プライバシー侵害の恐れが生じかねない」と異論もある。制度の透明性をどう保つかが課題だ。

ソース元:http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2803W_T01C13A1CC1000/

++引用ここまで++


通信傍受を振り込め詐欺にも拡大する法改正…


いいですね。

私は素人ですので、どのレベルまで通信傍受が出来るのかはわかりませんが
「詐欺を未然に防ぐ」という意味ではぜひ応援したいところです。

1回でもヘマをしたら通信傍受されて
詐欺の電話は全て警察に傍受されてしまう…

とかいうレベルまでもっていってくれればいいのですが
多分、そこまでは無理でしょうね。
ニュースにもあるとおり、プライバシーなどなど
配慮するべき問題は多いので。


でも、結局は後手なのがもどかしいところ。


1度でも詐欺を働いたことがある人物やグループ、組織などしか
おそらくは対象にならないでしょう。

多くの詐欺師やそのグループたちは
ひととおりカモから金を巻き上げたらさっさと解散してしまい
次の獲物を待ち構えている状態だと思います。

足がついたり、尻尾を掴まれることを承知で
わざわざ長期間同じメンバーで詐欺を犯すとは考えにくいです。

そのあたりは気になるところですが
家族が詐欺被害にあった私としては
嬉しい展開ともいえます。

2013年11月3日日曜日

「詐欺続発 計1592万円被害」のニュースについて

「詐欺続発 計1592万円被害」
 のニュースについて



++引用ここから++

県警は1日、前橋市内で詐欺被害が相次ぎ、50~70歳代の男女5人が計1592万円をだまし取られたと発表した。前橋署の発表によると、1日午後、同市の女性(71)宅に息子を装った男から「1800万円分の小切手が入ったかばんをなくした」と助けを求める電話があり、息子の同僚を名乗る男に、自宅にあった600万円を渡した。息子を装った男からの電話では、パート女性(56)が計296万円、女性(61)と男性(67)がそれぞれ98万円をだまし取られた。

ソース元:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20131102-OYT8T01162.htm

++引用ここまで++


こうして詐欺のニュースを見ていると「注意喚起」ばかり…


たまには詐欺師逮捕!被害額○億円が被害者の下へ!
というニュースを心から希望しています。

が、全く見かけないのは日本の法律が詐欺師に甘いからです。
この点だけは何とかしないといけないと思います。

詐欺被害にあったらまずお金は戻らない。
と肝に銘じておいてください。


記事はいわゆるオレオレ詐欺ですね。

もし我が子が1800万の小切手をなくした、
と聞いたら正気ではいられないでしょう。

子を持つ親として当然の気持ちです。
何とか助けてあげたいと思うでしょう。

そこに付け込んであなたをどんどん焦らせてきます。
そして冷静にならないうちに別の仲間を動かし
直接お金を巻き上げるというスタイルに変わってきています。

以前は振り込ませていましたが
この間に冷静になられるから失敗しだしたのでしょう。


ここで言いたいのは絶対に焦っても、急ぐ必要はないということ。


焦ると急ぐ、言葉の意味は似ていますが全然違います。
もしかしたら本当に息子さんが大金の小切手をなくしたかもしれません。

だからこそ、焦っても急がず、状況の裏取りをして欲しいのです。


「世間で詐欺が流行ってるから、確認させて?」


この一言、言ってみましょう。
詐欺師なら何言ってるんだこんなときに!
とまくし立ててごまかします。

そうなったら有無を言わさず電話を一旦切って
あなたから息子さんへ連絡してみましょう。

これで詐欺の大方は防げるでしょうから。


もし、そこで電話の向こうの息子さんがあせらず
あなたと息子さんしかしらないような質問を全て答えられたとしたら
これは本当にトラブルに巻き込まれたのでしょうから
全力で助けてあげればいいだけです。


相手が言って来ることをそのままのペースで鵜呑みにせず
一旦冷静になって情報を裏取りすることは
詐欺を防ぐために非常に大切だと思います。

「債券購入詐欺で1000万円被害 相馬の53歳女性」のニュースについて

「債券購入詐欺で1000万円被害
相馬の53歳女性」のニュースについて



++引用ここから++

2日午後、「社債購入の名義貸し依頼で1000万円をだまし取られた」と相馬市の女性(53)から相馬署に届け出があった。同署は「なりすまし詐欺」事件とみて捜査している。
同署によると、10月13日ごろ、女性方に証券会社を名乗る男から電話があり、「資源開発関連会社の社債券を福島県の方限定で販売している。債券を購入したいが、個人でしか買えないので、名義だけ貸してほしい」と依頼があった。
女性が依頼に応じ、債券購入を資源開発関連会社に申し込んだところ、数日後にその会社から「債券の代金は振り込まれたが、法人口座からだ。このままだとインサイダー取引であなたも警察に捕まる。個人で買ったようにするので、現金を送ってほしい」と要求された。女性は同21日から28日にかけて5回にわたり、現金計1000万円をレターパックで関東圏の資源開発関連会社に送ったという。
この会社からは社債券と1000万円を今月1日に届けると言われていたが、債券などは届けられず、電話も通じなくなったことから、だまされたと分かった。

ソース元:http://www.minyu-net.com/news/news/1103/news2.html

++引用ここまで++


この被害のポイントは1000万円を5回に分けて巻き上げたことと、
あなたの警察に捕まると被害者を焦らせて送金を急かしたこと

にあると思います。



この被害者女性は、運よく1000万円の時点で警察に行きましたが
このままずっとカモにされ続ける可能性も高いです。

以前にも書きましたが、お金は額が多くなればなるほど
貸した側と借りた側のパワーバランスが崩れます。

おそらく最初は100万くらいふっかけて
カモかどうかを確かめたのではないでしょうか。

その後、額を200万、300万と増やしていく。
ここまできたら詐欺師にとっては一丁上がりでしょうね。

大金を渡してしまったら、どんなことをしてでも取り戻したい
そんな気持ちが被害者に強く出てきますので
あとは詐欺師の言い値です。

卑劣という言葉以外に見当たりませんね。


さらに、この詐欺師は個人名義と法人名義を引き合いに出しています。

私も含め、こういう難しい話をさも本当のように話されると
脳の処理がそちらに奪われ、話の主導権を持っていかれてしまいます。


で、そこに
「これはインサイダー取引だからあなたも捕まりますよ…」
とたたみ掛けるわけです。



この言葉は焦ってしまい、言いなりになってしまったのだと思います。
それでも、1000万円で済んでよかったかもしれないですね。

こういう詐欺師は全財産がなくなるまでやりますよ。
ちょっと小金をせしめて雲隠れするなんて良心すら
彼らには残っていません。


このお金も、すでに誰か分からないグループや相棒などの口座に入っていて
たとえ裁判などで賠償が決まったとしても、戻ることはないでしょう…


社債がらみの詐欺を最近よく見かけますが
儲け話と、世のため、人のためになるという自尊心を
うまくくすぐることができるから流行っているのかもしれませんね。

皆様もお気をつけ下さい。

2013年11月2日土曜日

「「取材に協力を…」 TV局名乗り詐欺、100万円被害」のニュースについて

「「取材に協力を…」 TV局名乗り詐欺、
 100万円被害」のニュースについて



++引用ここから++

愛知県警は25日、名古屋市守山区の60代の男性が現金100万円の振り込め詐欺の被害に遭ったと発表した。

 守山署によると、男性宅に9月24日、「中京放送のタケノウチ」と名乗る男から電話があった。男は「以前、詐欺に遭いましたね。テレビで放送したいので取材に協力してほしい。被害金の返還を手伝います」と持ちかけ、「返還を受けるには株式会社ゴールドバンクへの投資が必要です」と説明。さらに10月22日、「ゴールドバンクのマツダ」という別の男から電話があり、「投資金はタケノウチさんが立て替えたが、いくらか払ってほしい」と頼まれ、23日と24日に指定口座にそれぞれ50万円ずつ振り込んだ。男性は過去に利殖商法の詐欺被害に遭っていたという。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/NGY201310250043.html

++引用ここまで++


詐欺師が被害者を「カモとしてリスト化」している
典型的なケースですね。


残念ながら、詐欺に遭いやすい人というのがいます。

しかも、ただ騙されやすいタイプだとか
お人好しだからとかそういう簡単なものではありません。


普段は用心深く、警戒心も強い。
お金には大して執着していない。

そんな人でも、何度も詐欺に遭うことがあります。


しかも1回騙すと詐欺師にとっては簡単なんです。
どこで反応したかさえ把握しておけば、
何度も何度も巻き上げられます。
文字通り、カモにされてしまいます。

このケースでも、過去に一度利殖商法の詐欺被害に遭ったと書かれています。
これを利用して、その詐欺被害解決を手伝うという2度目の詐欺です。

典型的ですね。

以前弁護士の先生に相談に乗っていただいた時にも言われました。
詐欺は1度きりじゃないですよ。リストが出回っているから
おそらく何度も詐欺師がやってくるはずだと。


このお話どおりの詐欺事件ですね。
本当にお気の毒です…。

「詐欺防止ソング、署長がセンターで熱唱 広島の警察署」のニュースについて

「詐欺防止ソング、署長がセンターで熱唱
 広島の警察署」のニュースについて



++引用ここから++

「♪きっとかかるよ詐欺電話 かぜひいた息子、偽警官~」。詐欺被害の撲滅ソングをひっさげ、広島県警福山西警察署の音楽ユニットが活動を始めた。

ソース元:http://www.asahi.com/articles/OSK201310290126.html

++引用ここまで++


詐欺のニュースというには微笑ましいですね。

振り込め詐欺への注意喚起として音楽ユニットを結成したとのことです。

歌詞の中には「まずは相談~♪」とあるらしいですが…
そういう割りには、私は門前払いをくらいましたけどね…

警察はすごいです。
頑張ってくれています。

でも、やはり一部の人がそういう良いイメージを
崩してしまうような気がします。

歌うからには、相談に来た人や電話で相談した人を
無下に「詐欺は弁護士に言え」なんて言わず
しっかり聞いてあげて欲しいですね。

被害にあった本人や家族は動転しています。
そこからしっかり話を引き出せる警察官がもっと増えてくれたら
と思うニュースでした。