2013年6月8日土曜日

「還付金詐欺:過去最悪 府内1~5月、被害1.9億円 /大阪」のニュースについて





「還付金詐欺:過去最悪 府内1~5月、
 被害1.9億円 /大阪」
  のニュースについて




++引用ここから++

電話で医療費還付があるなどと偽ってATM(現金自動受払機)に誘導し、現金をだまし取る「還付金詐欺」の府内での今年1~5月の認知件数と被害総額が、過去最悪だった2008年の1年分(161件、約1億6900万円)を既に超えたことが分かった。認知件数は205件、被害総額も約1億9200万円に上り、府警は「行政機関がATMの操作を通じてお金を返すことはないので、そうした電話があったら怪しいと思ってほしい」と呼びかけている。

 府警捜査2課によると、被害者の約90%が65歳以上で、約75%が女性。不審人物は、市・区役所や「社会保険庁」職員などをかたって被害者に電話し、医療費が還付されるなどと偽る。中には「旦那さんの分の還付金もあるので」などと言われ、複数回にわたって金をだまし取られる人もいるという。府内の今年1~4月の認知件数は全国ワースト1で、5月も月間89件と増加に歯止めがかかっていない。

 府警のホームページでは、実際の電話でのやり取りを録音したものを公開し、還付金詐欺の手口を紹介。注意を促している。



ソース元:http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130608ddlk27040319000c.html

++引用ここまで++


大阪が、還付金詐欺被害で全国ワースト1になってしまったようです。

社会保険庁の職員を名乗り、ATMまで被害者を誘導して、
お金が返ってくると言いつつも振り込ませるという手口のようですね。

手口だけを見ると非常に幼稚ですが、
高齢者を狙うあたりがよくわかっていますね。

しかし高齢者とはいえ、ATMまで出向かされ、
お金を受け取るのではなく、逆に振り込ませるわけですから、
かなり話術が巧妙だったり、
切羽詰った状況を作り出して判断を鈍らせているのだと思います。

詐欺話に乗せられない基本ですが、
話のペースに巻き込まれないことです。

考えられるのが、ちょっと気になるので社会保険庁に直接連絡したい、
といって一度電話を切って冷静に考え直すのがいいでしょう。

もちろんこの時に相談できる人や警察にもすぐ連絡するのがいいでしょう。


全国ワースト1という汚名がよほどつらいのでしょうか、
大阪府警のホームページには還付金詐欺の注意喚起のページが作られています。

⇒ http://www.police.pref.osaka.jp/15topics/kanpukinsagi_caution.html

このページによると、犯人の特徴は、
・社会保険庁、社会保険事務所の職員を名乗る
・.0120から始まるフリーダイヤルに電話するよう指示する
・.ATM機で還付金を受け取るように指示する
となっています。

もちろんこの通りの場合もありますが、
少しアレンジして手口を変える場合もあるので
どちらにせよ注意しすぎることはないでしょう。


詐欺師と話をしていると、断りきれなくなる、
断ると怒られそうだ、申し訳ない、など…
そのような心理状態を作られます。


…ですが冷静に考えてみてください。

お金が絡むことに慎重になるのは誰だって同じ。
詐欺師の話術に惑わされないようにしてくださいね。