2013年12月17日火曜日

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……「お金返します」に弱い?」のニュースについて

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……
 「お金返します」に弱い?」のニュースについて



++引用ここから++

医療費や税金の払い戻しを装って現金を振り込ませる還付金詐欺の今年1年間の被害は、大阪の全国でワースト1が確実となったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。大阪の被害は昨年の10倍のペースで増加し、被害総額は4億7500万円に。10月末時点で全国の被害総額の3分の1を占めている。「大阪人はオレオレ詐欺には強いが、お金の払い戻しを受ける還付金詐欺には弱い」とも言われ、大阪府警が捜査を強化している。

ソース元:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1312/16/news037.html

++引用ここまで++


今年の6月に、還付金詐欺被害で大阪府がワースト1になりそうだ
というニュースを紹介しましたがそれがどうやら確実になったようです。

「オレオレ詐欺には強いがお金がもらえる還付金詐欺に弱い」
という、あえて笑いを誘うような切り口で記事が書かれています。

大阪府民の方や大阪出身の方は気を引き締める意味もこめて
読んでいただければいいのではないかと思います。


ただ…詐欺はもともとこういうものです。
基本はお金が増えます、という誘い文句である場合がほとんど。

なので他の都道府県の方も他人事ではないのも事実です。


私は美味しい話や儲け話なんて大嫌いだから大丈夫。
と思っている人が意外と詐欺師に騙されています。

逆にカネカネカネ…といういかにも金の亡者な人は
どちらかというと詐欺には遭わないようです。

何故かというと元々この手の人たちは
お金に強い執着心を持つがために
その性格、性質はかなり用心深い方が多いです。

本当に儲かるのかどうか、得するのかどうかは
しっかりと嗅ぎ分けていることがわかります。


ではなぜ儲け話に興味がない人が詐欺師にコロッと騙されてしまうのか?


これは、その人それぞれが持つ「心の引き金」です。
これを詐欺師がうまく探り、くすぐる事で騙しているのです。

例えば現在流行っている社債詐欺。

これなどは儲け話である一方
世の中のためになるとか、社会貢献できるとか
そういった部分も強調して詐欺トークが行われています。


震災以降、日本人はかなり社会貢献の意識が高まりましたね。
これはとてもよいことだと思うのですが
詐欺師にとってはこういう傾向をうまく取り入れるのがやりやすいのです。


社会のためになります。
被災された方々を救うことができます。

しかも、お礼はたっぷり出来ると思います…



こういう感じで誘われてしまうと
普段は騙されないような人もあっさりやられてしまうこともあります。


詐欺師の詐欺トークの基本は
儲け話+プライドのくすぐり+世間の風潮
の3つを組み合わせることが多いです。


還付金詐欺は手法が多少古臭くなってきたので
今後さらに流行ることはないような気がします。

大事なのは詐欺に遭わないことですから。