2013年12月17日火曜日

「レターパック販売自粛要請 滋賀県警、詐欺の悪用受け」のニュースについて

「レターパック販売自粛要請
 滋賀県警、詐欺の悪用受け」のニュースについて



++引用ここから++

滋賀県警は16日、県内のコンビニ約500店舗に対し、日本郵便のレターパックの販売自粛を要請した。投資詐欺などの特殊詐欺事件で金融機関への振り込みに代わり、現金の送金手段に悪用されるケースが多いことを受けた措置。県警は全国でも珍しい取り組みとしている。

ソース元:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/12/16/kiji/K20131216007212800.html

++引用ここまで++


なんとも馬鹿馬鹿しいというか的外れなことをするなと思い
たまには息抜きを兼ねて面白いニュースを取り上げてみます。

ATMを使ういわゆる振り込め詐欺は
金融機関職員の方々による水際作戦が功を奏して
ずいぶんやりにくくなってきたようです。

それに変わって最近流行っているのがこのレターパックを初めとする
郵送で現金を送らせるという方法です。

なので、このレターパックの販売を自粛するという…
何とも情けない策を講じたとニュースです。


宅配便をはじめ配送業者を使った手法も在りますけどね・・・
これだったら一体どういう策を打つんでしょう。

考えることが愚かすぎて言葉も出ないですね。


そもそもレターパックを買うのは被害者側です。
それなら販売自体はそのままにして

「最近レターパックで現金を送らせる詐欺が流行っています。
気をつけてくださいね。」

という声かけをするほうがよっぽど効果があると思いますが…


面白くて情けないニュースですね。

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……「お金返します」に弱い?」のニュースについて

「大阪人は「オレオレ」には強いのに……
 「お金返します」に弱い?」のニュースについて



++引用ここから++

医療費や税金の払い戻しを装って現金を振り込ませる還付金詐欺の今年1年間の被害は、大阪の全国でワースト1が確実となったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。大阪の被害は昨年の10倍のペースで増加し、被害総額は4億7500万円に。10月末時点で全国の被害総額の3分の1を占めている。「大阪人はオレオレ詐欺には強いが、お金の払い戻しを受ける還付金詐欺には弱い」とも言われ、大阪府警が捜査を強化している。

ソース元:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1312/16/news037.html

++引用ここまで++


今年の6月に、還付金詐欺被害で大阪府がワースト1になりそうだ
というニュースを紹介しましたがそれがどうやら確実になったようです。

「オレオレ詐欺には強いがお金がもらえる還付金詐欺に弱い」
という、あえて笑いを誘うような切り口で記事が書かれています。

大阪府民の方や大阪出身の方は気を引き締める意味もこめて
読んでいただければいいのではないかと思います。


ただ…詐欺はもともとこういうものです。
基本はお金が増えます、という誘い文句である場合がほとんど。

なので他の都道府県の方も他人事ではないのも事実です。


私は美味しい話や儲け話なんて大嫌いだから大丈夫。
と思っている人が意外と詐欺師に騙されています。

逆にカネカネカネ…といういかにも金の亡者な人は
どちらかというと詐欺には遭わないようです。

何故かというと元々この手の人たちは
お金に強い執着心を持つがために
その性格、性質はかなり用心深い方が多いです。

本当に儲かるのかどうか、得するのかどうかは
しっかりと嗅ぎ分けていることがわかります。


ではなぜ儲け話に興味がない人が詐欺師にコロッと騙されてしまうのか?


これは、その人それぞれが持つ「心の引き金」です。
これを詐欺師がうまく探り、くすぐる事で騙しているのです。

例えば現在流行っている社債詐欺。

これなどは儲け話である一方
世の中のためになるとか、社会貢献できるとか
そういった部分も強調して詐欺トークが行われています。


震災以降、日本人はかなり社会貢献の意識が高まりましたね。
これはとてもよいことだと思うのですが
詐欺師にとってはこういう傾向をうまく取り入れるのがやりやすいのです。


社会のためになります。
被災された方々を救うことができます。

しかも、お礼はたっぷり出来ると思います…



こういう感じで誘われてしまうと
普段は騙されないような人もあっさりやられてしまうこともあります。


詐欺師の詐欺トークの基本は
儲け話+プライドのくすぐり+世間の風潮
の3つを組み合わせることが多いです。


還付金詐欺は手法が多少古臭くなってきたので
今後さらに流行ることはないような気がします。

大事なのは詐欺に遭わないことですから。

2013年12月16日月曜日

「犯人側から振り込み信用させる詐欺 中野の男性15万円被害」のニュースについて

「犯人側から振り込み信用させる詐欺
 中野の男性15万円被害」のニュースについて



++引用ここから++

中野署は十三日、犯行グループが身銭を切って被害者を信用させた上で現金をだまし取る手口の詐欺被害が発生したと発表した。被害者は十五万円をだまし取られたが、犯行グループから一万五千円が振り込まれたという。こうした手口は県内では珍しく、署は注意を呼び掛けている。署によると、被害に遭ったのは中野市の三十代の病院職員の男性。八月下旬、インターネットで見つけた東京都内の金融業者に電話で五十万円の融資を申し込んだ。電話に出た男から「返済能力を確かめるため、あなたの口座に五千円振り込むから、十日後に五万円振り込んでほしい」と持ち掛けられ、男性は九月~十一月に三回にわけ、五万円ずつを振り込んだという。振り込む前に毎回、口座に五千円ずつ振り込まれたため、男性は信じたという。融資が受けられなかったため、署に相談して被害に気付いたという。

ソース元:http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20131215/CK2013121502000005.html

++引用ここまで++


新たな手口になるのかどうかはまだわかりませんが
ちょっと変わった方法の詐欺のニュースを見かけたのでご紹介します。


お金をカモから巻き上げるために
少額のお金を掴ませるというものです。

今回は5千円振り込んで5万円を得るということを繰り返したようです。


とはいえ、詐欺師はカモからお金を取るために先行投資をすることは多いです。

社債詐欺ならパンフレットを作ったりしていますし
オレオレ詐欺、振込み詐欺などでも最初のリストを得るために投資は必要です。

また、長期的に騙し続けるプロの詐欺師は基本的に身なりがいいです。
結婚詐欺などでも同じことが言えます。

この身なりというのは美男美女というわけではありません。
あくまで身なりです。
清潔そうで、多少ブランド品などを身につけていることが多いです。


ということで、今回のような露骨にカモにお金を振り込むというのは
非常に珍しいケースではありますが用心するに越したことはないでしょう。

2013年12月15日日曜日

「社債詐欺事件 元社長に実刑判決 神戸地裁」のニュースについて

「社債詐欺事件 元社長に実刑判決
 神戸地裁」のニュースについて



++引用ここから++

社債購入名目で高齢者から現金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた「メディカルターシャ」(東京都千代田区)の元社長萩野朝夫被告(61)に対し、神戸地裁の片田真志裁判官は13日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。萩野被告は「社債は返還するつもりだった」と無罪を主張したが、片田裁判官は「資産管理のずさんさや資産状況は常軌を逸したもので、会社として信用が得られるものではない」と指摘。「首謀者である被告の責任が最も重い」とした。判決によると、2011年12月、神戸市西区の男性ら2人から架空の社債購入を勧めて現金計1600万円をだまし取った。

ソース元:http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201312/0006569645.shtml

++引用ここまで++


およそ1年越しで医療社債詐欺事件に実刑判決が出たようです。

1年前のニュースを読み返してみると
4億円近い被害額だったはずなのですが。

このニュースを読むと1600万円と急激に下がってしまってます。
事情はよくわかりませんが、こういうものなのでしょうか。

払うかどうかは知りませんがとりあえずこの被害者に1600万円を戻して
8年服役して、終わったら残りのお金は詐欺師のものになってしまうんでしょうか。


納得できませんね…


まだまだ被害者の方はおられるはずです。
泣き寝入りだけはやめて欲しいものです。

お金が返ってくるかこないかはわかりません。
むしろプロの詐欺師なので帰ってこないでしょう。

それでも被害者の方々には声を上げて欲しいですね。

2013年12月12日木曜日

「オレオレ詐欺で2人再逮捕 1200万円詐取の疑い」のニュースについて

「オレオレ詐欺で2人再逮捕 1200万円詐取の疑い」
 のニュースについて



++引用ここから++

長野県警松本署は11日、詐欺の疑いで東京都板橋区常盤台、無職白石典子容疑者(43)=別の詐欺罪で起訴=と、神戸市の無職少年(18)を再逮捕した。再逮捕容疑は8月にほかの男らと共謀し、松本市の80代の女性宅に孫を装って電話をかけ「電車に会社の小切手が入ったかばんを忘れた。今日までに支払いするので金を貸して」などとうそを言い、女性宅付近の駐車場で現金計約1200万円をだまし取った疑い。松本署によると2人は詐欺グループのメンバー。白石容疑者は女性から現金を受け取り、少年は受け取った金をグループに届けた。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131211/crm13121118510011-n1.htm

++引用ここまで++


オレオレ詐欺師が再逮捕されたニュースです。


この2人が詐欺グループのメンバーだと
言い切っている点に期待が持てます。

普段の詐欺ニュースでは、
逮捕しても捜査する気があるのかないのかわからないような
ただ捕まえましたというニュースが多いのでうんざりしていましたが

それぞれ別の詐欺罪だった2人を再逮捕しているのですから
この件に関しては警察も頑張ってくれているのかなという気になりました。

どちらにせよグループで動くのはある意味決まりきっているんですけどね。
その方がカモを騙しやすいのですから。


どこまで踏み込んでくれるのか注目したいところです。

「投資詐欺容疑で7人再逮捕 福岡県警など」のニュースについて

「投資詐欺容疑で7人再逮捕 福岡県警など」
 のニュースについて



++引用ここから++

架空の投資話を持ち掛け、高齢者から現金をだまし取ったとされる詐欺事件で、福岡、佐賀など6県警の合同捜査本部は11日、詐欺容疑で住所不定、無職福田慎太郎容疑者(36)ら7人を再逮捕した。捜査本部によると、押収した名簿などから、このグループによる被害総額は1億円を超える可能性もある。再逮捕容疑は11月上旬ごろ、共謀し、架空の投資会社を名乗り、京都府宮津市の80代女性に電話で「当社のお薦めする株を買えば、あなたが過去に投資で被った損失を取り戻せます」などと持ち掛け、計400万円をだまし取った疑い。捜査本部は7人の認否を明らかにしていない。7人は11月、同様の手口で長崎県の女性から50万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。福岡地検は11日、この逮捕容疑について処分保留とした。

ソース元:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/57620

++引用ここまで++


こちらはちょっと気になるニュースです。

おそらくカモリストを利用して詐欺を繰り返していたと思われる
詐欺師グループが再逮捕されたとのことです。

あまり多くの情報が書かれていないのが
逆にしっかり捜査をしてくれているのかなと思います。

きっちり調べ上げて被害者にはお金を戻し
詐欺師たちには再起不能なくらいの罪を課して欲しいです。

2013年12月11日水曜日

「元裁判官の弁護士から300万円詐取 大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」のニュースについて

「元裁判官の弁護士から300万円詐取
大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」
のニュースについて



++引用ここから++

元裁判官の弁護士から、時効分を含め計約3億6千万円をだまし取ったとして、広島県警捜査2課などは7日、詐欺容疑で、大阪市淀川区東三国、無職、間崎通郎(まざき・みちお)容疑者(72)を逮捕した。「借りただけでだまし取っていない」と否認している。逮捕容疑は、平成19年1月17日ごろ、広島弁護士会に所属する広島市内の男性弁護士(87)に、架空の内閣府特殊財団法人の名前を出し、「中小企業育成補助資金制度の交付を受けるため経費が必要。援助してほしい」と持ちかけ、内閣府の組織図などを示して信じ込ませ、300万円をだまし取ったとしている。県警によると、間崎容疑者と弁護士は平成12年に知人を通じて知り合った。間崎容疑者は弁護士を「倍にして返す」などとだまし続け、平成13年3月15日から23年6月9日まで計3億6千数百万円を受け取り、一度も返済していなかったという。時効となった約1億6千万円を除く約2億円の余罪についても調べる。間崎容疑者は大阪市内で建設業を経営していたが、現在は会社は休眠状態。だまし取った金は、会社の運転資金や遊興費に使ったとみている。弁護士は23年12月に県警に相談したが、その後も間崎容疑者を信用していたとみられ、「いつか返してくれると思っていた」と話しているという。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131107/waf13110716260027-n1.htm

++引用ここまで++


一人の被害者から3億6千万を巻き上げた詐欺師が逮捕されました。

これも大きなウソをつくタイプの詐欺師ですね。
詳しくは分かりませんが、M資金詐欺の亜種かもしれません。

内閣がどうのこうのといっているあたりがポイントですね。

もしあなたの周りに似たようなことをいう人間がいたとして、
信じてあげたいが、どうにも怪しいと思ったとしましょう。

で、その怪しさを晴らすためにどうしますか?
内閣府に電話しますか??

試しに電話してみてください。
問答無用で切られます。

電話番している人にもよるかもしれませんが
「そんな事実はありませんよ」などといってくれる人は皆無。

結局、ウソか真実かを確かめられないままになってしまいます。


このいきさつをその人間に伝えてみてください。
おそらくこう言うでしょう。

「極秘事項ですから、電話しても答えてもらえませんよ」
「機密なんですからそれで当然です」


「私のことを信じていただけましたか?」


と詐欺師は意気揚々と詐欺トークを始めることでしょう。


また、この被害者の方は元裁判官で弁護士。
世間からみれば華々しい経歴の持ち主といえます。

それでも騙されるのです。

もっといえば、こういう大型の詐欺は、
こういうお金を持った人物が狙われます。


肩書きがあったり地位がある人は
騙すこと自体には少し時間がかかります。

しかし、一旦騙して洗脳状態にしてしまえば
詐欺師にとっては美味しすぎるカモなのです。



なぜなら、こういった類の人の多くは
人を使う側、管理する側にあります。

そのため、なかなか忠告されたり注意されたり諭されたり。
そういったことをしてくれる人がまわりにいないのです。

周囲はどう考えてもおかしい…
とは思うものの、言ったところで一蹴されるのがオチだと
結局何も言いません。

その間に詐欺師はやりたい放題詐欺トークを仕掛けて
洗脳状態にカモを陥れるわけです。

被害者本人もいつか返してくれると思っているらしいですから
洗脳レベルはかなりのところまで達していると考えられます。

これがプロの詐欺師のやり口です。
狡猾で卑怯な手口です。


また、この容疑者は明らかにプロです。
この被害者の方には申し訳ありませんが100%お金は戻らないでしょう。

ニュースの引用文をご覧下さい。
また出てきましたね。


「遊興費」に使った。と。


よく出てきますね。
詐欺事件でよくみる言葉です。
ゆうきょうひ、と読みます。

詐欺師が本当に騙して巻き上げたお金で遊ぶと思いますか?


詳しくは当ブログを読み返していただくことをおすすめします。


かわいそうですが仕方ないですね。
裁判官、弁護士と華々しく稼いだお金は
この詐欺師のリッチな生活費として使われることになるでしょう。

本当にかわいそうですね。
それ以上の言葉が出ません。