2013年12月11日水曜日

「元裁判官の弁護士から300万円詐取 大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」のニュースについて

「元裁判官の弁護士から300万円詐取
大阪の男逮捕 総額3億6千万円か」
のニュースについて



++引用ここから++

元裁判官の弁護士から、時効分を含め計約3億6千万円をだまし取ったとして、広島県警捜査2課などは7日、詐欺容疑で、大阪市淀川区東三国、無職、間崎通郎(まざき・みちお)容疑者(72)を逮捕した。「借りただけでだまし取っていない」と否認している。逮捕容疑は、平成19年1月17日ごろ、広島弁護士会に所属する広島市内の男性弁護士(87)に、架空の内閣府特殊財団法人の名前を出し、「中小企業育成補助資金制度の交付を受けるため経費が必要。援助してほしい」と持ちかけ、内閣府の組織図などを示して信じ込ませ、300万円をだまし取ったとしている。県警によると、間崎容疑者と弁護士は平成12年に知人を通じて知り合った。間崎容疑者は弁護士を「倍にして返す」などとだまし続け、平成13年3月15日から23年6月9日まで計3億6千数百万円を受け取り、一度も返済していなかったという。時効となった約1億6千万円を除く約2億円の余罪についても調べる。間崎容疑者は大阪市内で建設業を経営していたが、現在は会社は休眠状態。だまし取った金は、会社の運転資金や遊興費に使ったとみている。弁護士は23年12月に県警に相談したが、その後も間崎容疑者を信用していたとみられ、「いつか返してくれると思っていた」と話しているという。

ソース元:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131107/waf13110716260027-n1.htm

++引用ここまで++


一人の被害者から3億6千万を巻き上げた詐欺師が逮捕されました。

これも大きなウソをつくタイプの詐欺師ですね。
詳しくは分かりませんが、M資金詐欺の亜種かもしれません。

内閣がどうのこうのといっているあたりがポイントですね。

もしあなたの周りに似たようなことをいう人間がいたとして、
信じてあげたいが、どうにも怪しいと思ったとしましょう。

で、その怪しさを晴らすためにどうしますか?
内閣府に電話しますか??

試しに電話してみてください。
問答無用で切られます。

電話番している人にもよるかもしれませんが
「そんな事実はありませんよ」などといってくれる人は皆無。

結局、ウソか真実かを確かめられないままになってしまいます。


このいきさつをその人間に伝えてみてください。
おそらくこう言うでしょう。

「極秘事項ですから、電話しても答えてもらえませんよ」
「機密なんですからそれで当然です」


「私のことを信じていただけましたか?」


と詐欺師は意気揚々と詐欺トークを始めることでしょう。


また、この被害者の方は元裁判官で弁護士。
世間からみれば華々しい経歴の持ち主といえます。

それでも騙されるのです。

もっといえば、こういう大型の詐欺は、
こういうお金を持った人物が狙われます。


肩書きがあったり地位がある人は
騙すこと自体には少し時間がかかります。

しかし、一旦騙して洗脳状態にしてしまえば
詐欺師にとっては美味しすぎるカモなのです。



なぜなら、こういった類の人の多くは
人を使う側、管理する側にあります。

そのため、なかなか忠告されたり注意されたり諭されたり。
そういったことをしてくれる人がまわりにいないのです。

周囲はどう考えてもおかしい…
とは思うものの、言ったところで一蹴されるのがオチだと
結局何も言いません。

その間に詐欺師はやりたい放題詐欺トークを仕掛けて
洗脳状態にカモを陥れるわけです。

被害者本人もいつか返してくれると思っているらしいですから
洗脳レベルはかなりのところまで達していると考えられます。

これがプロの詐欺師のやり口です。
狡猾で卑怯な手口です。


また、この容疑者は明らかにプロです。
この被害者の方には申し訳ありませんが100%お金は戻らないでしょう。

ニュースの引用文をご覧下さい。
また出てきましたね。


「遊興費」に使った。と。


よく出てきますね。
詐欺事件でよくみる言葉です。
ゆうきょうひ、と読みます。

詐欺師が本当に騙して巻き上げたお金で遊ぶと思いますか?


詳しくは当ブログを読み返していただくことをおすすめします。


かわいそうですが仕方ないですね。
裁判官、弁護士と華々しく稼いだお金は
この詐欺師のリッチな生活費として使われることになるでしょう。

本当にかわいそうですね。
それ以上の言葉が出ません。