2013年3月22日金曜日

「『振り込め詐欺』の新名称募集について」のニュースについて





「『振り込め詐欺』の新名称募集について」
 のニュースについて




++引用ここから++

振り込め詐欺は、約7割が現金を手渡しによりだまし取る犯行で、「振り込め詐欺」という名称が犯罪の実態を的確に表現できていません。
また、振り込め詐欺は、被害者を不安にしパニックに陥らせることで犯人のコントロール下に置く犯行です。
そこで、被害者をパニックに陥れることを直感的に理解することができる新たな名称案を公募します。



ソース元:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/han_furikome/f_name_re.htm

++引用ここまで++


詐欺のニュース、というよりも警視庁からの告知ですが、
気になったので記事にしてみました。

もともとはオレオレ詐欺などと呼ばれ、
わが子、身内を装ってお金を指定の口座に振り込ませるものでしたが、
現在はどんどん手口が悪質化しており、
足がつきにくいように手渡しで現金を巻き上げたり、
巧妙に不安を煽って詐欺をすることなどから、新名称を募集することとなったようです。


新名称を考えるよりも、逮捕されても裁判で負けても、
詐欺師にとっては痛くもかゆくもないという、
詐欺師に甘すぎる現状をどうにかしたほうがいいとは思うのですが…


とにかく新名称を公募するようです。

ツイッターでも募集しているらしく、
案の定おもしろいツイートがどんどん流れていますが、
真剣に考えてみるのもいいかもしれません。

詐欺という言葉自体も、軽いですからね。

もっとイメージの悪い、嫌悪感のある、
そんな言葉に変えてしまうのもこの機会に良いのではないでしょうか。

例えば「いじめ」というと軽いですが、現状は恐喝、暴行です。
それと同じことだと思います。

2013年3月14日木曜日

「カツラ着け『僕は京大医師』47歳男、婚活詐欺」のニュースについて





「カツラ着け『僕は京大医師』47歳男、
 婚活詐欺」のニュースについて




++引用ここから++

お見合いパーティーで出会った女性に結婚話を持ちかけ、金を詐取したとして、兵庫県警長田署が住所不定、無職杉原章五被告(47)を詐欺容疑で逮捕、神戸地検が同罪で起訴したことが捜査関係者への取材でわかった。杉原被告はカツラや高級スーツを身に着け、「30歳代半ば、京大病院の医師」などと装い22~28歳の5人から計約1330万円をだまし取ったという。




ソース元:http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130313-OYO1T00281.htm

++引用ここまで++


今回はお見合いパーティで複数の女性から大金を女性巻き上げた結婚詐欺のニュースです。

無職の47歳の男が、20代の女性から大金を出すことが出来たのか。
ニュースでは犯人の滑稽さを強調するためにカツラのことを書いていますが、
もちろんこれも結婚詐欺という分野上、カモを騙す手口かもしれませんが、
もっと大切なことがあります。


「身なりがよかった」ということです。


人はもちろん中身です。
ですが、残念ながら第一印象では身なりやルックスはかなりインパクトがあります。

もし、薄汚れた服に、ボロスニーカー、
歯は黄色く、指先は爪垢がたまっている…
オマケに口臭も。

そんな男性が、

「私は京大病院の医師」
「アパレル会社の社長」

と名乗ったところで誰が信じるでしょうか。

本当のところは意外とそんな人に限って質素なんですが、
そこは問題ではなく、自分が最初に描いた肩書きと見かけのイメージが
近ければ近いほど人は信用してしまうと言うことが重要です。


言い切ってしまいますが、基本的に詐欺師の身なりはかなりいいです。

身なりに気を遣うことは詐欺師の必要経費ですから、
しっかりお金をかけてルックスの準備をして、カモに近寄ってきます。


警官の服装をして、「最近空き巣が多いので…」と。
作業服を着て、「ガスの定期検診ですー」と。
宅配の制服を着て「お届けものです」と。


あなたの家に訪ねてきたら…?
どうでしょうか。わざわざ疑いますか?

何の疑問を抱くこともなく、玄関のドアを開けてしまうと思います。


肩書きとイメージが一致するだけで
簡単に人は信用してしまいます。


いわばよくある結婚詐欺のニュースですが、
しっかり読むと得られる教訓も多いですね。